「食事と身体」カテゴリーアーカイブ

病院を利用する際に覚えておきたい大切なこと~病院2

【病院を利用する際に覚えておきたい大切なこと】

西洋医学である「対処療法」は、本来の意味では「治す」行為とは言えません。

なぜなら、それは病気になった「原因」に着目していないからです。

根本的に病気を治さない治療法である「対症療法」には、
その故にさまざまな問題があります。

〇通院期間が長引く

まず、病気の原因を取り除くわけではないので、
必然的に通院期間が長引くことになりがちです。

病院のビジネス的に考えれば、顧客(患者)を囲い込めるのですから
病院側にとっては有難い話ということになります。

事実、ある程度腕の良い医師がいる病院には
平日にも関わらず、予約でいっぱいになります。

しかし、患者側としては、
なるべく長い間病院に通いたいという人はいないと思います。

いくら医療費控除があったり、一部負担で済むとは言え、
お金はいくらかかかります。

〇症状の悪化

さらに問題なのは、
対症療法を行うことによって、
様々な苦痛や不快症状の本来の原因を診断する妨げになったり、
病気をさらに悪化させることがあるということです。

例えば、発熱や下痢などの症状があります。

あなたも経験あるかと思います。

しかし、人間の身体は意味もなく
発熱や下痢という症状を発症させるわけではありません。

身体の中に入ってきた細菌やウイルスや細菌を殺したり、排除するための
防御的な反応の「結果」が
発熱や下痢という症状なのです。

そのため、注射や薬などで強制的に熱を下げるという行為は、
身体が一生懸命に熱を上げることで
身体に害をなす細菌やウイルスを殺そうとしている
努力を無にする行為なのです。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~

結果として、病気を治すために病院に行ったのに、
対症療法という治療を受けたために病気が悪化してしまう
ということが起こり得るのです。

『そんなことはない。
基本的に病院は病気を治してくれるはずだ。』

という方もいるかもしれません。

しかし、死につながるような重大な事態におちいるようなケース以外では、
裁判沙汰になったり、報道されたりすることはないので、
認識していないだけなのです。

この医療行為が原因で生ずるさまざまな疾患や病状の悪化のことを
「医原病」と呼びます。

ほとんどの患者や患者家族と呼ばれる人々はそれに気付いてさえおらず、
気付く気さえないのが現実なのです。

〇負のスパイラル

処方する「薬」により負のスパイラルが起こる場合もあります。

これは腕の歩い医師や難病にかかった場合に良く起こることなのですが、

患者に対し適切な「薬」を処方しないと、
その副作用を抑えるために新たな「薬」を処方し、
またその新たな薬にも副作用が出るので、
更に新たな「薬」を処方する、

というスパイラルが起き、
結果、膨大な量の薬を飲む羽目になる、ということが起き得ます。

また、特定の薬の中には、中毒性の高いものもあるので、
その「薬」でないとだめだ、と依存症になってしまう場合もあります。

病気になったとき、「対処療法」として苦痛や不快を取り除く
ということには、もちろん重要です。

しかし、これは一時しのぎにしか過ぎません。

もっと大事なのは、
病気の「原因」が明らかにして、
その治療によって病気の原因を取り除き、
患者が完全に病院に行く必要がなくなる状態にすることができるようになる

ということです。

病院に行かなくても、薬なんて飲まなくても
色々な知識や情報を身につけるということが
本当の意味で「治す」ためには必要なのです。

病院では治療行為をしていない!?~病院1

【病院では治療行為をしていない!?現実】

以前、「病気」についてお話しました。

「病気」とは、医学的には一応定義はあるものの、
そもそも認識に”個人差”があります。

また、文化や社会などによって、
「病気」とみなされなかったり、みなされたりします。

そのため、「治す」必要のない「病気」までも「病気」とみなされる
という現象も発生しています。

では、仮に「病気」を「本人の身体的・精神的苦痛を持っている状態」だとして
「病気」を「治す」とは一体どういうことでしょうか?

一般的に多くの人が病院で受けている、あるいは受けたと”思っている”
病気を「治す」という行為は

今自分が感じている身体的・精神的苦痛

例えば、熱が高い、頭が痛い、腹が痛い、めまいがする等

を除去し、苦痛を感じることなく生活を送れるようになる状態
にすることです。

例えば、あなたが急に発熱して、病院に行ったとします。

医師はあなたを診察し、解熱剤の処方箋を与え、
あなたは薬局で薬を受け取り、服用します。

そして解熱剤が効いて熱が下がりました。

めでたしめでたし。

これが病院でやっていることです。

しかし、これでは、本当の「治す」とは言えません。

なぜなら、「病気」の「原因」まで踏み込んでいないからです。

「治す」という行為は

・病気の「原因」を明らかにする
・その治療によって病気の「原因」を取り除く
・患者が完全に病院に行く必要がなくなる状態にする

ということです。

そうではないと厳密には「治す」という言葉は使えません。

一般的に多く病院で受けている「治す」というのは、
あなたの病気を治したのではなく、
「熱を下げることにのみ成功した」だけ

だということです。

もちろん、熱を下げることに成功すること自体は無意味ではありません。

しかし、これは病気を治すことに成功したのではなく、
発熱という苦痛を除去しただけに過ぎません。

このように病気を根本的に治すのではなく、
さまざまな症状だけを改善することを主題とした治療のことを
「対症療法」と言います。

言葉は悪いですが、
このその場しのぎ的ともいえる対症療法が、
多くの病院で行われている治療行為なのです。

あなたも心当たりはありませんか?

現代西洋医学における治療行為の根幹は「対症療法」だと断言できます。

そもそも西洋医学は「解剖の医学」です。

戦争や感染症の流行が起こる度に西洋医学は進歩していきました。

解剖による研究で、外傷や感染症を治すことを目的としたため、
外からの原因(怪我・感染症)の対処(手術・抗生物質の投与)には強いのですが、
人間の内側から起こってくるものには弱いです。

一方、対称の医学とされている東洋医学では、
科学が発展しておらず、細部を観察する道具が無いので、
解剖をしても良く分からなかったため
人間を観察することに徹してきました。

特にツボや鍼は観察の結果の賜物であり、
漢方薬は様々な症状に試され淘汰された結果、
決まっていきました。

気が遠くなるような年月をかけ、発達してきたのです。

東洋医学は、人間の内部環境を整えるのに強くなったのです。

さて、では「原因」まで踏み込んでいない
いわゆる一般の「治す」という行為、
どんな問題があるのでしょうか?

それについては次回、解説します。

究極の睡眠改善法~睡眠7

【究極の睡眠改善法】

これまで、いくつか良い「睡眠」をとる方法についてお伝えしてきました。

しかし、睡眠には、もっと根本的に大事なことがあります。

今回は、番外編です。

これは、正直、かなり奇抜な方法なので、実践自体は難しいかもしれません。

しかしとても重要なことをお伝えします。

『眠れない』時に、
睡眠薬に頼る場合もありかもしれません。

しかし、睡眠薬は脳の神経受容体を壊し
日に日に脳が弱っていきますので、おススメはしません。

むろん、酒も同様です。

では、「睡眠」をとる上で、最も重要なことって何でしょう?

それは、
「やりたいことをたくさん持つ」
ということです。

例えば、小学校の遠足の前の日なんかに、
眠くなくて寝れないことって、経験ありませんか?

そのような楽しみ。やりたいことが常にたくさんある状況があると、
人はそんなに睡眠を必要としません。

もっと端的に言えば、
「眠すぎてぶっ倒れるまで毎日やりたいことをやる」
ということです。

やりたいことが複数あり、うまく回っているとき、
睡眠時の情報処理は非常にパワフルに行われます。

なぜなら、全ての情報が
やりたいこと実現に向けて明確な方向性を持って処理されるからです。

限界が来て眠くなって眠りに落ちるときも、
脳はそのやりたいことを達成するために
無意識に考えています。

寝れなければ、
眠くなるまでその状況でやれるやりたいことをひたすらやるだけです。

この場合、
どれだけブルーライトを浴びたとしても
スマホでゲームしながら力尽きて寝てもいいわけです。

どうしても日中にチョコレートを食べたかったのに
忙しくて食べられなかった!

そんな時は、チョコレートを食べながら力尽きて寝てもいいわけです。

歯を磨かないとむし歯になるかもしれませんが(笑)

根本的な話として、不眠の人のほとんどは、
「次の日のことを”楽しみ”に思っていない」
という特徴があります。

まあ、多くの人は仕事のことですね。

そのため、仕事を辞めるだけで不眠が治ることも多いです。

また、何かやりたいことを新しく作って活動をすることもOKです。

では、どうすればやりたいことを新しく作ることができるのか?

それは、「1日1回昨日とは違う行動をする」ということです。

例えば、
通勤する道とは知合う道を歩いてみる
いつもコンビニで買うものとは違うものを買ってみる
等々

たったそれだけですが、確実にあなたにとって
新たな発見があるはずです。

究極の睡眠改善法とは、
「やりたいことをたくさん持つ」
ということです。

そのやりたいことをするためには、
「1日1回昨日とは違う行動をする」
が有効です。

是非、お試しください。

本当のゴールデンタイムとは?~睡眠6

【本当のゴールデンタイムとは?】

健康・ダイエットには、良い「睡眠」というのは欠かせません。

これまでいくつかご紹介してきました。

そして、睡眠不足の大きな障害となっているのは、
脳が「緊張」しているため、というのがあります。

今回は、その「緊張」を解きほぐして、リラックスするための方法について
具体的にお話します。

入眠時ポイントとして、以下のものが挙げられます。

・風呂
・照明
・服装
・寝具

風呂に関しては、言わずもがな、
リラックスには最適の場所ですよね?!

風呂はあまり熱くない湯に時間をかけて入る方が
入眠に向けての状態を作るには適切です。

さらに、自分だけのこだわりの場にするのがおススメです。

檜風呂にして香りにこだわってもいいですし、
浄水して塩素を抜くなど水の質にこだわっても良いでしょう。

ポイントは、とにかく「どれだけリラックスできるか?」です。

風呂が好きな人は、
こだわって沢山お金をかけても
それに十分見合うリターンが期待できます。

照明に関しては、
遮光カーテンなどで、ほぼ完全な暗闇を作れると、
眠りの質がかなり変わります。

入眠1時間前から部屋を薄暗くして、
「直接照明」でなく「間接照明」にすると良いです。

またよく言われることですが、
入眠前はスマホの画面などは見ない方が眠りに入りやすいです。

どうしても見なくてはいけない時は、
ブルーライトをカットするサングラスなどをつけるのが良いでしょう。

ブルーライトは、眼球で受け取ると「メラトニン」の分泌が抑制されます。

「メラトニン」は睡眠誘導物資です。

これは日中、特に午前中に太陽光を
首筋や手足の関節の内側の肌で浴びることで作られやすくなります。

メラトニンはサプリでも売っています。

副作用もあまりないようですので、
上手に使えるなら使ってみてもいいかもしれません。

寝ている間の服装に関しては、
全裸、もしくは薄着が好ましいです。

少し前、「ノーパン健康法」というものが話題になりましたが、
あなたはご存知でしょうか?

実は、今の僕たちの服装は
西洋文明の影響が大きく、
基本的に身体を締め付けるようなものになっています。

そのため、せめて寝る時くらいは、
締め付けのない服装の方がリラックスできます。

また、よく女性で冷えを気にして
腹巻きや靴下をして寝る人がいますが、実は逆効果です。

ゴワゴワして身体に刺激になってしまうし
やはりある程度の締め付けがあるからです。

それよりは、あまり身につけずリラックスして寝て、
身体の内側から発熱を促した方が良いと思われます。

寝具に関しては、特に『これがいい』というものはありません。

深い睡眠を実践してできている人でも、実はマチマチです。

色々試して見て自分がよく寝れると思うものでいいでしょう。

200万円くらいのベットを買えば
気分良くリラックスして寝れるかもしれません。

しかし、逆に
畳にせんべい布団が1番だという人もいるかもしれません。

強いていうのなら、あまり柔らかく沈み込みすぎない、
多少硬めのベットの方がよく眠れるようになります。

また、枕も必須ではありません。

やはりこちらも自分に合ったものを選ぶと良いでしょう。

また、その他の注意点もお伝えします。

照明などの光もそうですが、
寝ている間に外から刺激が入ってしまうと、
睡眠の情報処理時に余計な情報が入ってしまい、
睡眠の質が下がってしまいます。

音楽をかけて寝たら、ずっとやかましく話しかけられている夢を見たり
窮屈な場所で寝たら狭い場所に閉じ込められる夢を見たり
暑苦しい部屋で寝たら、サウナに入っている夢を見たり、
水を飲みすぎて寝たら、トイレに行きたい夢を見たり、

あなたも経験ありませんか?

これらを可能な限り避けるだけで、
睡眠時間は随分と減っていきます。

いかに身体や精神に負担をかけず眠りにつく環境を作るかが
大きなポイントです。

深夜22時~翌2時までのことを
細胞の修復が行われ、ホルモン分泌が活性化するので、
「ゴールデンタイム」
と呼ばれています。

一方、それは間違っている、という意見もあります。

しかし、それよりも大事なことは、
入眠前というのは、非常に大事な
「ゴールデンタイム」
なのです。

その時にあなたがどんな状態であるのか、
それが非常に重要になります。

是非、お試しください。

良い睡眠をとるための”超”方法~睡眠5

【良い睡眠をとるための”超”方法】

健康・ダイエットには、良い「睡眠」というのは欠かせません。

これまでいくつかご紹介してきましたが、

今回は、睡眠の役割の1つ
「高度な情報処理機構」
に着目した良い睡眠を取るための具体的方法をお伝えします。

良い睡眠をとるためには、寝ている間に脳に
「雑多な情報処理」
をさせないことが重要です。

そのために効果的な方法として、

「日中起きている時に”自覚状態”で過ごす」

というものがあります。

普通の人が「無自覚的」にかなり多くのことをやっています。

例えば、朝起きてからのことを考えてみます。

・目覚まし時計を止める
・スマホをチェックする
・トイレに行く
・洗面所で歯を磨く
・顔を洗う
・水を飲む
・お湯を沸かしてコーヒーを入れる
・着替えをする
・朝食の準備をする
・朝食を食べる
・荷物を鞄に入れる
・靴を履いて玄関のドアを開ける
・駅まで歩く
・ポケットから定期入れを出して改札を通る
・階段を登りホームに行く

こうして列挙すると、随分と色んなことをしているのがわかりますよね?

このような一連の活動は、
ほぼ全て、何も考えず「自動運転」で行われています。

普段は何をやったのかすらほとんど覚えていないわけです。

いかに、普段は漫然と流される日常を送っていることがわかります。

こういった動作が無意識で大量に行われる時、
実はその時に得た膨大な雑多な情報が脳にストックされます。

その情報が、寝ている間の情報処理において、
かなりの時間とエネルギーを使ってしまうのです。

だから、睡眠時間が余計にかかってしまうのです。

そのため、
「日中起きている時に”自覚状態”で過ごす」
ということが有効になります。

それらの情報は、その度に処理されるので、
寝ている間の情報処理に
そこまで時間とエネルギーが取られなくなります。

つまり、
「無自覚」でやっている1つ1つの「日常の動作」を意識しながら生活することで、
「自覚状態」に近づくことができます。

これを毎日続けていくと、
『心臓が動いてる』
『呼吸している』
ということも意識できるようになります。

更には、
『脳に血が集中している』
『リンパ液が流れている』

とか

『今はかかとに重心がかかっている』
「今日は日差しが強いから腕の血管も温まっている』

のような自分の内側で起きていることを意識できます。

また、街で歩いている時でも、

『今は街のこの部分を歩いている』
『太陽は南西の方角』
『風は向かいから吹いている』
『道路の硬さはコンクリートなので硬め』
『前に歩いている人は疲れていそう。昨日何かあったのか?』
『後ろに歩いている人は元気そう。うれしいことでもあったのだろう』

と自分の「外の情報」
すなわち、普通の人は「無意識に流していくもの」も、
かなりの量を自覚の中に取り込むことが出来るようになります。

自分の内側と外側の両方、
そして、内側と外側との「相互関係」を
「同時」に把握することが出来るようになってくる感じです。

これが「自覚する」ということです。

そして、これは一般的には「瞑想」と呼ばれるものでもあります。

また、以下のワークも効果的です。

お昼や夜寝る前などの決まった時間毎に
それまでの6時間くらいにやったことを
映像、音、匂い、触感(、味)などをフル動員して
出来るだけ早いスピードで一気に全て思い出す

というワークをすることで、
効果的な情報の整理をすることができるようになります。

慣れると、あっという間にその日のことを思い出せるようになります。

このように、「睡眠」の改善には、
普段の食生活などの生活習慣以外にも
このような方法があるのです。

是非、お試しください。

睡眠についてもっと”深い”話~睡眠4

【睡眠についてもっと”深い”話】

睡眠不足はありとあらゆることに悪影響をもたらします。

決して軽く考えていい問題ではありません。

前回、具体的な方法をお伝えしましたが、

サプリメントいくつか補足をします。

日本のサプリメントの現状にも注意を払っていただきたいのです。

米国における日本のサプリメントのある調査において、

実店舗において、45店舗中26店舗
インターネット店舗において、79//80店舗

が栄養表示が「適正でない」サプリメントを販売している、ということがわかっています。

この「適正でない」ですが、
どういう意味かというと、

パッケージの栄養表示の内容が
「消費者の手元に届くころには表示通りになっていない」
ということです。

すなわち、製造過程においては、栄養表示は正しくても、
実際に使う時には、栄養表示通りになっていない、ということです。

ちなみに、薬局で処方される医薬品になると、成分表示は足りていることは多いです。

これは、サプリメントと医薬品法律の違いがあります。

また、その他にも問題があります。

サプリメントは胃で溶けて、身体に吸収されることで、本来の価値がでるわけですが、
実際は胃で溶かすことができなくて、吸収できないサプリメントが多いのです。

もし、質のいいサプリメントを探すなら、
海外の国際的信用度の高い
サプリメントガイドブックを参考にするのが良いでしょう。

栄養学の先進国であるカナダやアメリカでは、
「栄養補助食品比較ガイド」(NutriSearch Comparative Nutritional Supplements)
が発売されています。

この本は、人間が生命を維持するために必要な栄養素であるビタミンやミネラルの栄養補給に関する
科学的なリサーチを行っているカナダ企業「ニュートリサーチ社 (NutriSearch Corporation)」
が出版している書籍です。

全米1600製品のサプリメントを調査していて、
栄養補助食品(総合ビタミン・ミネラル含有サプリメント)を16の項目に分類して調査し、
製品スコアを決めていきます。

トップクラスにはユサナ社・ラグラス社といったアメリカの企業が軒を連ねています。

ちなみに、アメリカでは国民皆保険ではないから医療費が年々低くなっているのですが、
これは薬の代わりにサプリメントを利用しているからです。

また、栄養は単一のものではなく、複数の栄養素をバランス良く摂ることが大切です。

身体というのものは、ミトコンドリア(工場)の中で酵素(作業員)がDNA(設計図)を持って
材料(栄養素)を使って製造します。

しかし、そこで材料(栄養素)が足りないとその辺のものを使って作ることになるので、
栄養不足になると、身体の調子が悪くなってしまいます。

アミノ酸はバランスが重要だということを以前述べましたが、
ビタミン・ミネラルについてもバランスが大切なのです。

だから、マルチビタミンを摂る必要があるわけです。

さて、これまで具体的な方法をお伝えしてきましたが、
最後に、もっと根本的にどうすればいいのか?
について軽くお話します。

1つ目は、「現状把握」です。

多くの人は、「睡眠改善」というゴールに向かっているのに、
現在地がわからない、すなわち「現状把握」ができていない人が多すぎます。

「現状把握」とは、今の自分の状態を客観的に観測するということです。

すなわち、健康診断でやっているように測定を行うのです。

睡眠の場合、測定は、睡眠計や血流計、脳波計メタトロンを使うことが多いです。

そしてもう1つは「正しい選択をする力」です。

睡眠改善に関しては、様々なノウハウ本が出ていて、
ネットを探せば、それこそ無数の情報が見つかります。

そのため、どうすればいいのか、よくわからない、という場合が多いです。

そのためには、しっかりとした「知識」を身に着ける必要があります。

以上、これまで述べてきましたが、
「睡眠」は健康・ダイエット同様、日々の積み重ねです。

一気にすべてをやる必要はないので。
まずは何か1つでも変えてみてはいかがでしょうか?

睡眠時間を増やせばいいなんて思っていませんか?~睡眠3

【睡眠時間を増やせばいいなんて思っていませんか?】
睡眠不足はありとあらゆることに悪影響をもたらします。
決して軽く考えていい問題ではありません。
そこで今回はこの睡眠不足をどうしたら解消できるのか?
その方法について、お話します。
そもそも、良い「睡眠」とは何でしょうか?
睡眠については以下の方程式で表せます。
睡眠=時間×質
ここでポイントなのが「質」です。
よく、『睡眠時間を増やせばいい』という人がいますが、
時間をかけるには限界があります。
「質」を上げることが良い睡眠のためには、効果的なのです。
あなたもご存知かもしれませんが、
睡眠には「深い睡眠」と「浅い睡眠」
の異なった2つの睡眠状態を交互に繰り返すことで成り立っています。
そして、良い睡眠の「質」には、以下の要素があります。
①寝つきまでの時間(16分がベスト)
②「深い眠り」のフェーズが2回以上
③「深い睡眠」の深度がだんだん浅くなっていく
これは、アプリとかですぐに測れるものなので、
是非、試しに測定してみてください。
それでは、具体的に睡眠改善するための方法を説明します。
1.睡眠ホルモンを上げる
2.覚醒物質を下げる
3.睡眠負債を減らす
1.睡眠ホルモンを上げる
これを実行するためには、主に2つの要素が必要です。
まず1つめは「栄養」です。
就寝の16時間前にからとった「栄養」がポイントになります。
その栄養とは、「トリプトファン」
という物質です。
これは、アミノ酸の1つで
牛乳、チーズ、大豆製品、魚、卵、肉といった食べ物に多く含まれます。
さらにバナナやナッツ類、小麦胚芽にも豊富です。
ただ、食事だけでは、必要量を摂ることは難しいので、サプリメントを使うと効果的です。
また、このような「トリプトファン」をはじめとするタンパク質は
他の必須アミノ酸も必要量摂らなければ効果を発揮できません。
そのため、プロテインも一緒に摂取することが推奨されています。
もう1つは「光」です。
日照時間が少ない国は睡眠障害が多い、というデータがありますが
光は、人間のホルモンバランスの調整に必要不可欠なものです。
1日1時間日光を浴びるべき、というデータもあります。
そのホルモンの中でも、「メラトニン」は
覚醒と睡眠を切り替えて、自然な眠りを誘う作用があり、
「睡眠ホルモン」とも言われます。
現代は、屋内作業が多く、光を浴びる時間が短いために、
睡眠障害が起こっている場合もあります。
そこで、その光を浴びるための商品というもの開発されているのです。
まずは、サングラス型。
サングラスの裏側から光が照射されるというものです。
そして、イヤホン型。
光は目からだけでなく、身体の様々な部位から受け取ることができます。
そのため、目からではなく、耳から照射する商品も売られているのです。
睡眠改善するための2つ目の方法は
2.覚醒物質を下げる
です。
ここでいう覚醒物資とは「活性酸素」です。
吸った酸素の2~3%は、「活性酸素」に変わると言われています
殺菌作用があるため、一定以上は必要ですが、
覚醒物質のため、睡眠を妨げてしまいます。
活性酸素は、ストレス・緊張により増加します。
睡眠改善するための3つ目の方法は
3.睡眠負債を減らす
です。
先程も述べましたが、
これには、長く寝る、ということも大事ですが、
それよりも、「深く眠る」ということが重要になります。
「深く眠る」ためには、
筋肉・神経を落ち着けて、血管を広げる、ということが必要になります。
要は、いかにリラックスできるかどうかということです。
これに有用なものは
「バレリアン」という名前のハーブです。
サプリメントとしても売れられています。
また、呼吸を整えたり、ストレッチをしたり、整体をしたり等々…
方法としては、いくつかあります。

睡眠負債が招くヤバイ現実~睡眠2

【睡眠負債が招くヤバイ現実】

「睡眠」は、健康・ダイエットの要素の1つとして、とても重要なものなのですが、
「食事」や「運動」に比べると、
非常になおざりにされてしまっているものです。

睡眠不足によって、失われるものはいくつかあります。

まずは、「仕事の効率」です。

これは言わずもがなですよね?

睡眠が不足すると、日中に眠くなってしまい、
明らかに仕事のパフォーマンスは低下します。

しかし、それだけではありません。

何よりも、健康・ダイエットに対する影響は深刻です。

睡眠中は身体の中で様々なホルモンが分泌され、
起きている間に傷ついた細胞の修復や疲労の回復、身体の成長などが行われています。

しかし、睡眠不足なると、
食欲増進ホルモンである「グレリン」が増加し、
食欲抑制効果のある「レプチン」が減少することがわかっています。

これによって空腹を感じさせ、
食事の量が満たされているにも関わらず、さらに飲食を促すため、
太りやすくなってしまうのです。

そして太ることで、喉の回りについた脂肪が寝るときに気道を狭め、
呼吸を一時的に止めてしまうのです。

いわゆる「睡眠時無呼吸症候群」
を引き起こします。

また、ホルモンの乱れは、
インスリン低下による糖尿病、ガンなどの
恐ろしい病気を引き起こします。

更には、心筋梗塞・脳梗塞を引き起こし、
最悪「死」につながる可能性もあります。

睡眠不足が招くのは身体に対してだけではありません。

精神にも大きく影響します。

睡眠不足は、老若に関係なく脳の自己破壊を引き起こし、
うつ病やアルツハイマー認知症に繋がります。

そこまで行かないとしても、
クリエイティブな思考ができなくなり、
論理的思考も低下します。

さらにセルフイメージも低下してしまうのです。

ちなみに、セルフイメージと睡眠時間とは比例している、
という結果が出ています。

さらに、このような身体や精神への影響は、
個人の社会的活動へも影響していきます。

身体や精神への影響は仕事やコミュニケーション能力の低下を招き、
人間関係にも悪影響が出るのです。

そして、人間関係が悪くなれば、当然仕事のチャンスもなくなり、
あなたの未来までも奪われます。

社会的にも大きな問題になっています。

ある学校では、あまりにも生徒たちの遅刻が多いため、
登校時間を9時から10時に遅らせたところもあります。

ある高校生は、全日制の高校に通っていたのですが、
朝起きることができないため、定時制の学校に転入した人もいます。

極めつけは、なんと、親に水をかけてもらわないと起きられないという人もいます。

このように、睡眠不足はありとあらゆることに悪影響をもたらします。

決して軽く考えていい問題ではないのです。

では、次回はこの睡眠不足をどうしたら解消できるのか、
その方法について、お話します。

あなたが知らずに抱えている”負債”~睡眠1

【あなたが知らずに抱えている”負債”】

あなたは「睡眠」について考えたことはありますか?

健康・ダイエットの要素の1つとして、とても重要なものなのですが、
何故か、非常になおざりにされてしまっているものです。

しかし、この「睡眠」を甘く見ていると、
健康・ダイエットに悪影響を及ぼすだけでなく、最悪「死」につながります。

また、「睡眠」不足による経済的損失も非常に大きいです。

今回は、その「睡眠」について考えてみましょう。

健康・ダイエットの主な要素とは何でしょう?

それは、よく言われているので、ご存知の方もいらっしゃると思いますが、

「食事」
「運動」

そして

「睡眠」

です。

そして、それぞれ職業として、
教えるプロフェッショナルがいます。

「食事」なら管理栄養士。

「運動」ならトレーナー。

というように。

しかし、
「睡眠」
のプロフェッショナルって聞いたことありますか?

ほとんどの人が聞いたことないかもしれませんが
実は、いるのです。

睡眠健康指導士
睡眠栄養指導士
睡眠改善インストラクター

と呼ばれる「睡眠」のプロたちです。

最近こそ少しずつ増えてきているものの
数はまだまだ少ないです。

管理栄養士は100万人程度、
トレーナーは50万人程度
というのに対し、

睡眠士はたったの1万人未満という状況です。

ところで、あなたは、
「睡眠負債」
という言葉を知っていますでしょうか?

日々の睡眠不足が借金のように積み重なり、
心身に悪影響を及ぼすおそれのある状態を指します。

2017ユーキャン新語・流行語大賞においてベストテン入りした用語なので、
ご存知の方も多いかもしれません。

また、NHKスペシャル「睡眠負債が危ない」という番組でも紹介されました。

しかし、アメリカでは、既に20年前からこの言葉は知られています。

ようやく最近になって、「睡眠」に対して注目されてきた、というわけです。

「睡眠負債」は個々人の健康だけでなく、その国の経済的損失を引き起こします。

日本においては、GDPの3%、およそ10兆円の経済的損失になっている、と言われています。

これは、年間一人あたり12万円で、人生あたり一人900万円にも及ぶことになります。

ちなみに日本の医療費はおよそ40兆円なので、
この数値がいかに大きいか?!
ということを物語っています。

また、睡眠で悩む場合、大きく分けて二つの種類があります。

それは、
・寝つきが悪い
・寝起きが悪い(日中に眠くなる)
の二種類です。

・寝つきが悪い
方は、寝る前の習慣を変えればほとんど改善します。

具体的には、

寝る前に風呂に入ったり
アロマを焚いたり
ストレッチしたり
スマホの画面を見なかったり

など、よく言われることです。

一方、
・寝起きが悪い(日中に眠くなる)
というのはやっかいなのです。

この場合は、「睡眠負債」を抱えている可能性があります。

よく、
『歳のせいで眠れなくなった』
と言われますが、それは勘違いです。

睡眠のピークは10歳で、歳とともに緩やかに下がっていきます。

さて、ここまで、「睡眠」について
大まかな内容を説明してきました。

次回は、睡眠不足によって失われるものについてお話します。

呪い~病2

【呪い】

「病気」とは何か?

この問いに答えるのは非常に難しく、

・そもそも認識に”個人差”がある

・文化や社会による決められる

ということをお話しました。

今回は、もっと広い観点から「病気」について解説していきます。

西洋医学が発達している先進国ではなく、
いわゆる発展途上国、未開社会や伝統的社会では、

病気が単に個人の心身上の不調や不快という範囲を超えて、

「その人を取り巻くさまざまな環境との関係がうまくいっていない状態」

と解釈されることが多いです。

つまり、
当人と家族・親族や隣人、神や祖霊との関係、
さらには当人と風、水、大地、天体などの
当人を取り巻く”すべて”の関係が正常に保たれていないため、
その不調和が病気になって現れている

という観念が広く存在しているのです。

また、宗教的には、病気は穢(けが)れた状態であると考えられることが多く、
その穢(けがれ)を祓(はら)うための儀礼が
“治療行為”
となることもあります。

そして、このような観念を持つ社会で行われる治療行為は
“呪術的”
です。

しかし、それは医学の知識に欠けている、というよりも
むしろ、独特の世界観によるものである
とみなせます。

そして、その治療行為を行う呪医(じゅい)たちは
一般に信じられているより、はるかに客観的で豊富な治療手段を持っていることが
最近、明らかになってきました。

科学的なアプローチが取られていなかったのではなく、
むしろ現代の西洋医学よりも、
「豊富で包括的」な治療手段を持っている

というわけです。

“呪術的”治療行為に惑わされて、
これまでは彼らの行う投薬やマッサージなどの医療的行為が見逃されてきたわけです。

では、少し話を変えて、
今度は「遺伝的」な「病気」について考えてみます。

たとえば最近話題になっている
「自閉症」
「ADHD」
と呼ばれるものは

本当に「病気」なのでしょうか?

治療が可能なものなのでしょうか?

「多動症」と言われるものは
以前は「病気」とされていました。

しかし、最近は、
「子供本来の性質であり、才能のある子供に多く見られる」
と言われるようになってきました。
(それでも、今でも矯正する教師、学校も多いようですが。。。)

LGBTなどの性的少数者(セクシャルマイノリティ)も、いまだに
「病気」
とみなしている国や地域があります。

これらは、本人たちが治そうと思わなければ、「病気」とは言えず
「個性」とも言い換えられます。

これらを「病気」と決めるのも
やはり、周囲の環境であり文化であるということが言えないでしょうか?

では、「病気」をもっと単純にして、
「死につながる原因」と捉えることもできます。

末期ガンなどは典型例ですよね?

しかし、この定義でさえも、なかなか難しいかもしれません。

例えば、「スポーツが好きなこと」は、
運動が細胞分裂を活発にさせるので老化を早める
という視点から見れば、「病気」になるかもしれません。

「甘いものが好きなこと」
も糖による身体の老化の促進する
という視点から見れば、「病気」になるかもしれません。

「近視」
も、時代と環境によっては
死に直結するような「病気」とされるかもしれません。

そうなると
すべての人間はなにかしらの病を常に持っている
と言えてしまいます。

このように、「病気」の定義は非常に曖昧です。

そして自分ではなく、文化や社会といった「他人」に決められてしまうことが多いです。

“勝手に”「病気」だとされて
必要もないのに治療を受けさせられ、
無駄な時間と費用をかけられてしまう場合が多々あります。

しかし、今回考察したように「病気」の認識をしっかりと持つことで、
無駄な治療を受ける必要はなくなるのです。