睡眠についてもっと”深い”話~睡眠4

【睡眠についてもっと”深い”話】

睡眠不足はありとあらゆることに悪影響をもたらします。

決して軽く考えていい問題ではありません。

前回、具体的な方法をお伝えしましたが、

サプリメントいくつか補足をします。

日本のサプリメントの現状にも注意を払っていただきたいのです。

米国における日本のサプリメントのある調査において、

実店舗において、45店舗中26店舗
インターネット店舗において、79//80店舗

が栄養表示が「適正でない」サプリメントを販売している、ということがわかっています。

この「適正でない」ですが、
どういう意味かというと、

パッケージの栄養表示の内容が
「消費者の手元に届くころには表示通りになっていない」
ということです。

すなわち、製造過程においては、栄養表示は正しくても、
実際に使う時には、栄養表示通りになっていない、ということです。

ちなみに、薬局で処方される医薬品になると、成分表示は足りていることは多いです。

これは、サプリメントと医薬品法律の違いがあります。

また、その他にも問題があります。

サプリメントは胃で溶けて、身体に吸収されることで、本来の価値がでるわけですが、
実際は胃で溶かすことができなくて、吸収できないサプリメントが多いのです。

もし、質のいいサプリメントを探すなら、
海外の国際的信用度の高い
サプリメントガイドブックを参考にするのが良いでしょう。

栄養学の先進国であるカナダやアメリカでは、
「栄養補助食品比較ガイド」(NutriSearch Comparative Nutritional Supplements)
が発売されています。

この本は、人間が生命を維持するために必要な栄養素であるビタミンやミネラルの栄養補給に関する
科学的なリサーチを行っているカナダ企業「ニュートリサーチ社 (NutriSearch Corporation)」
が出版している書籍です。

全米1600製品のサプリメントを調査していて、
栄養補助食品(総合ビタミン・ミネラル含有サプリメント)を16の項目に分類して調査し、
製品スコアを決めていきます。

トップクラスにはユサナ社・ラグラス社といったアメリカの企業が軒を連ねています。

ちなみに、アメリカでは国民皆保険ではないから医療費が年々低くなっているのですが、
これは薬の代わりにサプリメントを利用しているからです。

また、栄養は単一のものではなく、複数の栄養素をバランス良く摂ることが大切です。

身体というのものは、ミトコンドリア(工場)の中で酵素(作業員)がDNA(設計図)を持って
材料(栄養素)を使って製造します。

しかし、そこで材料(栄養素)が足りないとその辺のものを使って作ることになるので、
栄養不足になると、身体の調子が悪くなってしまいます。

アミノ酸はバランスが重要だということを以前述べましたが、
ビタミン・ミネラルについてもバランスが大切なのです。

だから、マルチビタミンを摂る必要があるわけです。

さて、これまで具体的な方法をお伝えしてきましたが、
最後に、もっと根本的にどうすればいいのか?
について軽くお話します。

1つ目は、「現状把握」です。

多くの人は、「睡眠改善」というゴールに向かっているのに、
現在地がわからない、すなわち「現状把握」ができていない人が多すぎます。

「現状把握」とは、今の自分の状態を客観的に観測するということです。

すなわち、健康診断でやっているように測定を行うのです。

睡眠の場合、測定は、睡眠計や血流計、脳波計メタトロンを使うことが多いです。

そしてもう1つは「正しい選択をする力」です。

睡眠改善に関しては、様々なノウハウ本が出ていて、
ネットを探せば、それこそ無数の情報が見つかります。

そのため、どうすればいいのか、よくわからない、という場合が多いです。

そのためには、しっかりとした「知識」を身に着ける必要があります。

以上、これまで述べてきましたが、
「睡眠」は健康・ダイエット同様、日々の積み重ねです。

一気にすべてをやる必要はないので。
まずは何か1つでも変えてみてはいかがでしょうか?

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