「睡眠」カテゴリーアーカイブ

究極の睡眠改善法~睡眠7

【究極の睡眠改善法】

これまで、いくつか良い「睡眠」をとる方法についてお伝えしてきました。

しかし、睡眠には、もっと根本的に大事なことがあります。

今回は、番外編です。

これは、正直、かなり奇抜な方法なので、実践自体は難しいかもしれません。

しかしとても重要なことをお伝えします。

『眠れない』時に、
睡眠薬に頼る場合もありかもしれません。

しかし、睡眠薬は脳の神経受容体を壊し
日に日に脳が弱っていきますので、おススメはしません。

むろん、酒も同様です。

では、「睡眠」をとる上で、最も重要なことって何でしょう?

それは、
「やりたいことをたくさん持つ」
ということです。

例えば、小学校の遠足の前の日なんかに、
眠くなくて寝れないことって、経験ありませんか?

そのような楽しみ。やりたいことが常にたくさんある状況があると、
人はそんなに睡眠を必要としません。

もっと端的に言えば、
「眠すぎてぶっ倒れるまで毎日やりたいことをやる」
ということです。

やりたいことが複数あり、うまく回っているとき、
睡眠時の情報処理は非常にパワフルに行われます。

なぜなら、全ての情報が
やりたいこと実現に向けて明確な方向性を持って処理されるからです。

限界が来て眠くなって眠りに落ちるときも、
脳はそのやりたいことを達成するために
無意識に考えています。

寝れなければ、
眠くなるまでその状況でやれるやりたいことをひたすらやるだけです。

この場合、
どれだけブルーライトを浴びたとしても
スマホでゲームしながら力尽きて寝てもいいわけです。

どうしても日中にチョコレートを食べたかったのに
忙しくて食べられなかった!

そんな時は、チョコレートを食べながら力尽きて寝てもいいわけです。

歯を磨かないとむし歯になるかもしれませんが(笑)

根本的な話として、不眠の人のほとんどは、
「次の日のことを”楽しみ”に思っていない」
という特徴があります。

まあ、多くの人は仕事のことですね。

そのため、仕事を辞めるだけで不眠が治ることも多いです。

また、何かやりたいことを新しく作って活動をすることもOKです。

では、どうすればやりたいことを新しく作ることができるのか?

それは、「1日1回昨日とは違う行動をする」ということです。

例えば、
通勤する道とは知合う道を歩いてみる
いつもコンビニで買うものとは違うものを買ってみる
等々

たったそれだけですが、確実にあなたにとって
新たな発見があるはずです。

究極の睡眠改善法とは、
「やりたいことをたくさん持つ」
ということです。

そのやりたいことをするためには、
「1日1回昨日とは違う行動をする」
が有効です。

是非、お試しください。

本当のゴールデンタイムとは?~睡眠6

【本当のゴールデンタイムとは?】

健康・ダイエットには、良い「睡眠」というのは欠かせません。

これまでいくつかご紹介してきました。

そして、睡眠不足の大きな障害となっているのは、
脳が「緊張」しているため、というのがあります。

今回は、その「緊張」を解きほぐして、リラックスするための方法について
具体的にお話します。

入眠時ポイントとして、以下のものが挙げられます。

・風呂
・照明
・服装
・寝具

風呂に関しては、言わずもがな、
リラックスには最適の場所ですよね?!

風呂はあまり熱くない湯に時間をかけて入る方が
入眠に向けての状態を作るには適切です。

さらに、自分だけのこだわりの場にするのがおススメです。

檜風呂にして香りにこだわってもいいですし、
浄水して塩素を抜くなど水の質にこだわっても良いでしょう。

ポイントは、とにかく「どれだけリラックスできるか?」です。

風呂が好きな人は、
こだわって沢山お金をかけても
それに十分見合うリターンが期待できます。

照明に関しては、
遮光カーテンなどで、ほぼ完全な暗闇を作れると、
眠りの質がかなり変わります。

入眠1時間前から部屋を薄暗くして、
「直接照明」でなく「間接照明」にすると良いです。

またよく言われることですが、
入眠前はスマホの画面などは見ない方が眠りに入りやすいです。

どうしても見なくてはいけない時は、
ブルーライトをカットするサングラスなどをつけるのが良いでしょう。

ブルーライトは、眼球で受け取ると「メラトニン」の分泌が抑制されます。

「メラトニン」は睡眠誘導物資です。

これは日中、特に午前中に太陽光を
首筋や手足の関節の内側の肌で浴びることで作られやすくなります。

メラトニンはサプリでも売っています。

副作用もあまりないようですので、
上手に使えるなら使ってみてもいいかもしれません。

寝ている間の服装に関しては、
全裸、もしくは薄着が好ましいです。

少し前、「ノーパン健康法」というものが話題になりましたが、
あなたはご存知でしょうか?

実は、今の僕たちの服装は
西洋文明の影響が大きく、
基本的に身体を締め付けるようなものになっています。

そのため、せめて寝る時くらいは、
締め付けのない服装の方がリラックスできます。

また、よく女性で冷えを気にして
腹巻きや靴下をして寝る人がいますが、実は逆効果です。

ゴワゴワして身体に刺激になってしまうし
やはりある程度の締め付けがあるからです。

それよりは、あまり身につけずリラックスして寝て、
身体の内側から発熱を促した方が良いと思われます。

寝具に関しては、特に『これがいい』というものはありません。

深い睡眠を実践してできている人でも、実はマチマチです。

色々試して見て自分がよく寝れると思うものでいいでしょう。

200万円くらいのベットを買えば
気分良くリラックスして寝れるかもしれません。

しかし、逆に
畳にせんべい布団が1番だという人もいるかもしれません。

強いていうのなら、あまり柔らかく沈み込みすぎない、
多少硬めのベットの方がよく眠れるようになります。

また、枕も必須ではありません。

やはりこちらも自分に合ったものを選ぶと良いでしょう。

また、その他の注意点もお伝えします。

照明などの光もそうですが、
寝ている間に外から刺激が入ってしまうと、
睡眠の情報処理時に余計な情報が入ってしまい、
睡眠の質が下がってしまいます。

音楽をかけて寝たら、ずっとやかましく話しかけられている夢を見たり
窮屈な場所で寝たら狭い場所に閉じ込められる夢を見たり
暑苦しい部屋で寝たら、サウナに入っている夢を見たり、
水を飲みすぎて寝たら、トイレに行きたい夢を見たり、

あなたも経験ありませんか?

これらを可能な限り避けるだけで、
睡眠時間は随分と減っていきます。

いかに身体や精神に負担をかけず眠りにつく環境を作るかが
大きなポイントです。

深夜22時~翌2時までのことを
細胞の修復が行われ、ホルモン分泌が活性化するので、
「ゴールデンタイム」
と呼ばれています。

一方、それは間違っている、という意見もあります。

しかし、それよりも大事なことは、
入眠前というのは、非常に大事な
「ゴールデンタイム」
なのです。

その時にあなたがどんな状態であるのか、
それが非常に重要になります。

是非、お試しください。

良い睡眠をとるための”超”方法~睡眠5

【良い睡眠をとるための”超”方法】

健康・ダイエットには、良い「睡眠」というのは欠かせません。

これまでいくつかご紹介してきましたが、

今回は、睡眠の役割の1つ
「高度な情報処理機構」
に着目した良い睡眠を取るための具体的方法をお伝えします。

良い睡眠をとるためには、寝ている間に脳に
「雑多な情報処理」
をさせないことが重要です。

そのために効果的な方法として、

「日中起きている時に”自覚状態”で過ごす」

というものがあります。

普通の人が「無自覚的」にかなり多くのことをやっています。

例えば、朝起きてからのことを考えてみます。

・目覚まし時計を止める
・スマホをチェックする
・トイレに行く
・洗面所で歯を磨く
・顔を洗う
・水を飲む
・お湯を沸かしてコーヒーを入れる
・着替えをする
・朝食の準備をする
・朝食を食べる
・荷物を鞄に入れる
・靴を履いて玄関のドアを開ける
・駅まで歩く
・ポケットから定期入れを出して改札を通る
・階段を登りホームに行く

こうして列挙すると、随分と色んなことをしているのがわかりますよね?

このような一連の活動は、
ほぼ全て、何も考えず「自動運転」で行われています。

普段は何をやったのかすらほとんど覚えていないわけです。

いかに、普段は漫然と流される日常を送っていることがわかります。

こういった動作が無意識で大量に行われる時、
実はその時に得た膨大な雑多な情報が脳にストックされます。

その情報が、寝ている間の情報処理において、
かなりの時間とエネルギーを使ってしまうのです。

だから、睡眠時間が余計にかかってしまうのです。

そのため、
「日中起きている時に”自覚状態”で過ごす」
ということが有効になります。

それらの情報は、その度に処理されるので、
寝ている間の情報処理に
そこまで時間とエネルギーが取られなくなります。

つまり、
「無自覚」でやっている1つ1つの「日常の動作」を意識しながら生活することで、
「自覚状態」に近づくことができます。

これを毎日続けていくと、
『心臓が動いてる』
『呼吸している』
ということも意識できるようになります。

更には、
『脳に血が集中している』
『リンパ液が流れている』

とか

『今はかかとに重心がかかっている』
「今日は日差しが強いから腕の血管も温まっている』

のような自分の内側で起きていることを意識できます。

また、街で歩いている時でも、

『今は街のこの部分を歩いている』
『太陽は南西の方角』
『風は向かいから吹いている』
『道路の硬さはコンクリートなので硬め』
『前に歩いている人は疲れていそう。昨日何かあったのか?』
『後ろに歩いている人は元気そう。うれしいことでもあったのだろう』

と自分の「外の情報」
すなわち、普通の人は「無意識に流していくもの」も、
かなりの量を自覚の中に取り込むことが出来るようになります。

自分の内側と外側の両方、
そして、内側と外側との「相互関係」を
「同時」に把握することが出来るようになってくる感じです。

これが「自覚する」ということです。

そして、これは一般的には「瞑想」と呼ばれるものでもあります。

また、以下のワークも効果的です。

お昼や夜寝る前などの決まった時間毎に
それまでの6時間くらいにやったことを
映像、音、匂い、触感(、味)などをフル動員して
出来るだけ早いスピードで一気に全て思い出す

というワークをすることで、
効果的な情報の整理をすることができるようになります。

慣れると、あっという間にその日のことを思い出せるようになります。

このように、「睡眠」の改善には、
普段の食生活などの生活習慣以外にも
このような方法があるのです。

是非、お試しください。

睡眠についてもっと”深い”話~睡眠4

【睡眠についてもっと”深い”話】

睡眠不足はありとあらゆることに悪影響をもたらします。

決して軽く考えていい問題ではありません。

前回、具体的な方法をお伝えしましたが、

サプリメントいくつか補足をします。

日本のサプリメントの現状にも注意を払っていただきたいのです。

米国における日本のサプリメントのある調査において、

実店舗において、45店舗中26店舗
インターネット店舗において、79//80店舗

が栄養表示が「適正でない」サプリメントを販売している、ということがわかっています。

この「適正でない」ですが、
どういう意味かというと、

パッケージの栄養表示の内容が
「消費者の手元に届くころには表示通りになっていない」
ということです。

すなわち、製造過程においては、栄養表示は正しくても、
実際に使う時には、栄養表示通りになっていない、ということです。

ちなみに、薬局で処方される医薬品になると、成分表示は足りていることは多いです。

これは、サプリメントと医薬品法律の違いがあります。

また、その他にも問題があります。

サプリメントは胃で溶けて、身体に吸収されることで、本来の価値がでるわけですが、
実際は胃で溶かすことができなくて、吸収できないサプリメントが多いのです。

もし、質のいいサプリメントを探すなら、
海外の国際的信用度の高い
サプリメントガイドブックを参考にするのが良いでしょう。

栄養学の先進国であるカナダやアメリカでは、
「栄養補助食品比較ガイド」(NutriSearch Comparative Nutritional Supplements)
が発売されています。

この本は、人間が生命を維持するために必要な栄養素であるビタミンやミネラルの栄養補給に関する
科学的なリサーチを行っているカナダ企業「ニュートリサーチ社 (NutriSearch Corporation)」
が出版している書籍です。

全米1600製品のサプリメントを調査していて、
栄養補助食品(総合ビタミン・ミネラル含有サプリメント)を16の項目に分類して調査し、
製品スコアを決めていきます。

トップクラスにはユサナ社・ラグラス社といったアメリカの企業が軒を連ねています。

ちなみに、アメリカでは国民皆保険ではないから医療費が年々低くなっているのですが、
これは薬の代わりにサプリメントを利用しているからです。

また、栄養は単一のものではなく、複数の栄養素をバランス良く摂ることが大切です。

身体というのものは、ミトコンドリア(工場)の中で酵素(作業員)がDNA(設計図)を持って
材料(栄養素)を使って製造します。

しかし、そこで材料(栄養素)が足りないとその辺のものを使って作ることになるので、
栄養不足になると、身体の調子が悪くなってしまいます。

アミノ酸はバランスが重要だということを以前述べましたが、
ビタミン・ミネラルについてもバランスが大切なのです。

だから、マルチビタミンを摂る必要があるわけです。

さて、これまで具体的な方法をお伝えしてきましたが、
最後に、もっと根本的にどうすればいいのか?
について軽くお話します。

1つ目は、「現状把握」です。

多くの人は、「睡眠改善」というゴールに向かっているのに、
現在地がわからない、すなわち「現状把握」ができていない人が多すぎます。

「現状把握」とは、今の自分の状態を客観的に観測するということです。

すなわち、健康診断でやっているように測定を行うのです。

睡眠の場合、測定は、睡眠計や血流計、脳波計メタトロンを使うことが多いです。

そしてもう1つは「正しい選択をする力」です。

睡眠改善に関しては、様々なノウハウ本が出ていて、
ネットを探せば、それこそ無数の情報が見つかります。

そのため、どうすればいいのか、よくわからない、という場合が多いです。

そのためには、しっかりとした「知識」を身に着ける必要があります。

以上、これまで述べてきましたが、
「睡眠」は健康・ダイエット同様、日々の積み重ねです。

一気にすべてをやる必要はないので。
まずは何か1つでも変えてみてはいかがでしょうか?

睡眠時間を増やせばいいなんて思っていませんか?~睡眠3

【睡眠時間を増やせばいいなんて思っていませんか?】
睡眠不足はありとあらゆることに悪影響をもたらします。
決して軽く考えていい問題ではありません。
そこで今回はこの睡眠不足をどうしたら解消できるのか?
その方法について、お話します。
そもそも、良い「睡眠」とは何でしょうか?
睡眠については以下の方程式で表せます。
睡眠=時間×質
ここでポイントなのが「質」です。
よく、『睡眠時間を増やせばいい』という人がいますが、
時間をかけるには限界があります。
「質」を上げることが良い睡眠のためには、効果的なのです。
あなたもご存知かもしれませんが、
睡眠には「深い睡眠」と「浅い睡眠」
の異なった2つの睡眠状態を交互に繰り返すことで成り立っています。
そして、良い睡眠の「質」には、以下の要素があります。
①寝つきまでの時間(16分がベスト)
②「深い眠り」のフェーズが2回以上
③「深い睡眠」の深度がだんだん浅くなっていく
これは、アプリとかですぐに測れるものなので、
是非、試しに測定してみてください。
それでは、具体的に睡眠改善するための方法を説明します。
1.睡眠ホルモンを上げる
2.覚醒物質を下げる
3.睡眠負債を減らす
1.睡眠ホルモンを上げる
これを実行するためには、主に2つの要素が必要です。
まず1つめは「栄養」です。
就寝の16時間前にからとった「栄養」がポイントになります。
その栄養とは、「トリプトファン」
という物質です。
これは、アミノ酸の1つで
牛乳、チーズ、大豆製品、魚、卵、肉といった食べ物に多く含まれます。
さらにバナナやナッツ類、小麦胚芽にも豊富です。
ただ、食事だけでは、必要量を摂ることは難しいので、サプリメントを使うと効果的です。
また、このような「トリプトファン」をはじめとするタンパク質は
他の必須アミノ酸も必要量摂らなければ効果を発揮できません。
そのため、プロテインも一緒に摂取することが推奨されています。
もう1つは「光」です。
日照時間が少ない国は睡眠障害が多い、というデータがありますが
光は、人間のホルモンバランスの調整に必要不可欠なものです。
1日1時間日光を浴びるべき、というデータもあります。
そのホルモンの中でも、「メラトニン」は
覚醒と睡眠を切り替えて、自然な眠りを誘う作用があり、
「睡眠ホルモン」とも言われます。
現代は、屋内作業が多く、光を浴びる時間が短いために、
睡眠障害が起こっている場合もあります。
そこで、その光を浴びるための商品というもの開発されているのです。
まずは、サングラス型。
サングラスの裏側から光が照射されるというものです。
そして、イヤホン型。
光は目からだけでなく、身体の様々な部位から受け取ることができます。
そのため、目からではなく、耳から照射する商品も売られているのです。
睡眠改善するための2つ目の方法は
2.覚醒物質を下げる
です。
ここでいう覚醒物資とは「活性酸素」です。
吸った酸素の2~3%は、「活性酸素」に変わると言われています
殺菌作用があるため、一定以上は必要ですが、
覚醒物質のため、睡眠を妨げてしまいます。
活性酸素は、ストレス・緊張により増加します。
睡眠改善するための3つ目の方法は
3.睡眠負債を減らす
です。
先程も述べましたが、
これには、長く寝る、ということも大事ですが、
それよりも、「深く眠る」ということが重要になります。
「深く眠る」ためには、
筋肉・神経を落ち着けて、血管を広げる、ということが必要になります。
要は、いかにリラックスできるかどうかということです。
これに有用なものは
「バレリアン」という名前のハーブです。
サプリメントとしても売れられています。
また、呼吸を整えたり、ストレッチをしたり、整体をしたり等々…
方法としては、いくつかあります。

睡眠負債が招くヤバイ現実~睡眠2

【睡眠負債が招くヤバイ現実】

「睡眠」は、健康・ダイエットの要素の1つとして、とても重要なものなのですが、
「食事」や「運動」に比べると、
非常になおざりにされてしまっているものです。

睡眠不足によって、失われるものはいくつかあります。

まずは、「仕事の効率」です。

これは言わずもがなですよね?

睡眠が不足すると、日中に眠くなってしまい、
明らかに仕事のパフォーマンスは低下します。

しかし、それだけではありません。

何よりも、健康・ダイエットに対する影響は深刻です。

睡眠中は身体の中で様々なホルモンが分泌され、
起きている間に傷ついた細胞の修復や疲労の回復、身体の成長などが行われています。

しかし、睡眠不足なると、
食欲増進ホルモンである「グレリン」が増加し、
食欲抑制効果のある「レプチン」が減少することがわかっています。

これによって空腹を感じさせ、
食事の量が満たされているにも関わらず、さらに飲食を促すため、
太りやすくなってしまうのです。

そして太ることで、喉の回りについた脂肪が寝るときに気道を狭め、
呼吸を一時的に止めてしまうのです。

いわゆる「睡眠時無呼吸症候群」
を引き起こします。

また、ホルモンの乱れは、
インスリン低下による糖尿病、ガンなどの
恐ろしい病気を引き起こします。

更には、心筋梗塞・脳梗塞を引き起こし、
最悪「死」につながる可能性もあります。

睡眠不足が招くのは身体に対してだけではありません。

精神にも大きく影響します。

睡眠不足は、老若に関係なく脳の自己破壊を引き起こし、
うつ病やアルツハイマー認知症に繋がります。

そこまで行かないとしても、
クリエイティブな思考ができなくなり、
論理的思考も低下します。

さらにセルフイメージも低下してしまうのです。

ちなみに、セルフイメージと睡眠時間とは比例している、
という結果が出ています。

さらに、このような身体や精神への影響は、
個人の社会的活動へも影響していきます。

身体や精神への影響は仕事やコミュニケーション能力の低下を招き、
人間関係にも悪影響が出るのです。

そして、人間関係が悪くなれば、当然仕事のチャンスもなくなり、
あなたの未来までも奪われます。

社会的にも大きな問題になっています。

ある学校では、あまりにも生徒たちの遅刻が多いため、
登校時間を9時から10時に遅らせたところもあります。

ある高校生は、全日制の高校に通っていたのですが、
朝起きることができないため、定時制の学校に転入した人もいます。

極めつけは、なんと、親に水をかけてもらわないと起きられないという人もいます。

このように、睡眠不足はありとあらゆることに悪影響をもたらします。

決して軽く考えていい問題ではないのです。

では、次回はこの睡眠不足をどうしたら解消できるのか、
その方法について、お話します。

あなたが知らずに抱えている”負債”~睡眠1

【あなたが知らずに抱えている”負債”】

あなたは「睡眠」について考えたことはありますか?

健康・ダイエットの要素の1つとして、とても重要なものなのですが、
何故か、非常になおざりにされてしまっているものです。

しかし、この「睡眠」を甘く見ていると、
健康・ダイエットに悪影響を及ぼすだけでなく、最悪「死」につながります。

また、「睡眠」不足による経済的損失も非常に大きいです。

今回は、その「睡眠」について考えてみましょう。

健康・ダイエットの主な要素とは何でしょう?

それは、よく言われているので、ご存知の方もいらっしゃると思いますが、

「食事」
「運動」

そして

「睡眠」

です。

そして、それぞれ職業として、
教えるプロフェッショナルがいます。

「食事」なら管理栄養士。

「運動」ならトレーナー。

というように。

しかし、
「睡眠」
のプロフェッショナルって聞いたことありますか?

ほとんどの人が聞いたことないかもしれませんが
実は、いるのです。

睡眠健康指導士
睡眠栄養指導士
睡眠改善インストラクター

と呼ばれる「睡眠」のプロたちです。

最近こそ少しずつ増えてきているものの
数はまだまだ少ないです。

管理栄養士は100万人程度、
トレーナーは50万人程度
というのに対し、

睡眠士はたったの1万人未満という状況です。

ところで、あなたは、
「睡眠負債」
という言葉を知っていますでしょうか?

日々の睡眠不足が借金のように積み重なり、
心身に悪影響を及ぼすおそれのある状態を指します。

2017ユーキャン新語・流行語大賞においてベストテン入りした用語なので、
ご存知の方も多いかもしれません。

また、NHKスペシャル「睡眠負債が危ない」という番組でも紹介されました。

しかし、アメリカでは、既に20年前からこの言葉は知られています。

ようやく最近になって、「睡眠」に対して注目されてきた、というわけです。

「睡眠負債」は個々人の健康だけでなく、その国の経済的損失を引き起こします。

日本においては、GDPの3%、およそ10兆円の経済的損失になっている、と言われています。

これは、年間一人あたり12万円で、人生あたり一人900万円にも及ぶことになります。

ちなみに日本の医療費はおよそ40兆円なので、
この数値がいかに大きいか?!
ということを物語っています。

また、睡眠で悩む場合、大きく分けて二つの種類があります。

それは、
・寝つきが悪い
・寝起きが悪い(日中に眠くなる)
の二種類です。

・寝つきが悪い
方は、寝る前の習慣を変えればほとんど改善します。

具体的には、

寝る前に風呂に入ったり
アロマを焚いたり
ストレッチしたり
スマホの画面を見なかったり

など、よく言われることです。

一方、
・寝起きが悪い(日中に眠くなる)
というのはやっかいなのです。

この場合は、「睡眠負債」を抱えている可能性があります。

よく、
『歳のせいで眠れなくなった』
と言われますが、それは勘違いです。

睡眠のピークは10歳で、歳とともに緩やかに下がっていきます。

さて、ここまで、「睡眠」について
大まかな内容を説明してきました。

次回は、睡眠不足によって失われるものについてお話します。

現代版”奴隷”にならないために~睡眠4

【現代版”奴隷”にならないために】

ダイエットや健康の重要なファクターだけど、
何気に見逃されがちなもの

「睡眠」

この「睡眠」非常に奥が深く、

人間の睡眠には
「高度な情報処理機構」
の役割もあります。

この寝ている間の情報処理をしっかりと行わさせるかが
人間にとって非常に重要です。

それには、質の良い「睡眠」が必要不可欠なのですが…
現代社会では、なかなか良い「睡眠」を取れていない場合が多いようです。

あなたも、下記のような環境や状況で睡眠をしていませんか?

・寝る前に悩み事があったり何かに気を取られている
・食べてすぐ眠る
・酒や睡眠薬を使う
・明るい場所
・うるさい場所
・変な姿勢
・不快な気温・湿度
・空気の悪い部屋
・入眠中に余計な情報(スマホなどの電磁波)

これらはすべて脳の情報処理を阻害し、
睡眠の質をとても下げます。

そのため、避ける必要があります。

逆に、これらを避けていて眠ることができれば、
睡眠時間はそこまで必要がありません。

ご存知の方も多いと思いますが、人間は
「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」の1セット
大体1時間半〜2時間周期を繰り返しています。

通常、レム睡眠とノンレム睡眠の1セット×複数回
の睡眠が必要です。

普通に生活しているといろいろなことがありますから
そういったことを加味しても
3セットの4.5時間〜6時間程度が必要になります。

それ以上寝る場合は、

・日中に身体を沢山使って肉体の回復が追い付かない
・日中に膨大な情報を受け付けたので処理が追いつかない

のいずれかであると考えられます。

ちなみに、
「瞑想」をすることでも
睡眠と同等以上の情報処理を行うことができるので、、
ほとんど寝なくても、大丈夫になります。

このように、しっかりと睡眠がとれていると、
「よい循環」
が起きます。

逆に、意図的に「悪い循環」を起こすことも可能です。

どうするかというと、

・お金とセックスと人間関係について考えさせる
・単純労働をさせて(受験勉強もこれに近い)、生活できるギリギリの報酬を与える
・消化にエネルギーが必要な炭水化物・糖・脂肪・添加物が入った加工食品をたくさん食べさせる
・発泡酒とかの醸造アルコールで晩酌をさせる
・寝る直前までテレビや雑誌やSNSで雑多な情報(一見役に立つもの。すぐ痩せるノウハウとか)
を与え続ける

これで、頭の働かない現代版「奴隷」の完成です。

……

……

……

あれ?

どこかで聞いたことあるような行動パターン?

……

……

……

ちょっとブラックジョークも交えてしまいましたが(笑)

このように「睡眠」というものは非常に奥が深く、
健康・ダイエットだけでなく、あなたの人生そのものを左右する可能性があります。

今回の話を振り返って、悪い「睡眠」していたなと思ったら、
見直してみてはいかがでしょうか?

意外と知らない睡眠のスゴイ効果~睡眠3

【意外と知らない睡眠のスゴイ効果】

ダイエットや健康の重要なファクターだけど、
何気に見逃されがちなもの

「睡眠」

この「睡眠」非常に奥が深く、

動物の睡眠では主に前者、
「身体の成長と修復」
が占める役割が大きい一方、

人間の睡眠では、前者も加えて後者
「高度な情報処理機構」
の役割もある、ということです。

では、今回は、「高度な情報処理機構」について考えてみましょう。

人間は、自分ではあまり意識できませんが、無意識上では
膨大な「情報」を受け取っています。

  • 目に見えるもの
  • 耳に聞こえるもの
  • 触ったもの
  • 匂い
  • 舌で味わったもの
    を始めとした、五感からくる情報だけではなく、

  • 場の雰囲気

  • 電磁波
    等々

様々なものを受け取っています。

更に、そもそも人間は、
視覚としては、380nm-750nm
聴覚としても、20Hz-15000Hz・20000Hz
という範囲しか感知することができません。

しかし、感知はできなくても、
情報としては、受け取っているわけです。

また、
僕たちは、起きているときに色々食べ物を食べていますが、
実は食べ物も消火の際に、食べ物に応じた消化酵素を作らなければならないので
食べ物も一種の「情報」と考えることができ、
膨大な量の「情報」をインプットしていることになります。

その膨大な「情報」は、脳において情報処理をする必要がありますが、
起きている最中は、動くためにも脳を使わなければなりません。

そのために、夜中の睡眠中に
日中に得た情報を処理し糧にする情報処理
を行っているのです。

では、この膨大な情報をどのように使っているかというと、
一旦取捨選択し、その後で統合してゲシュタルト(全体像)を作り上げます。

わかりやすく言うと、
「抽象化」をして、
よりシンプルで「役に立つ形」に構築し直しているわけです。

しかし、この「抽象化」をしているということは、
言語化はどんどん難しくなります。

例えばサッカーのリフティング練習をする時、

  • サッカーボールの大きさ・色・形・重さ
  • ボールの回転速度・落ちてくる角度とスピード
  • 蹴る角度・強さ・タイミング
  • その日の温度・湿度
  • 自分のコンディション
  • 地面のコンディション
  • 上半身・下半身それぞれの筋肉の使い方
    などなど

無数の要素を何度も施行をすることで、
脳は膨大な量のデータを取っています。

これらの膨大なデータを元に情報処理された
「リフティング感覚」
は本人からすると、とてもシンプルな形で捉えられています。

しかし、実際は
膨大な情報を何度も処理した結果得られたものなので、
情報量が多すぎて、
スポーツ指南書などに言葉として書くことはできません。

これを本人に説明させると、
かの長嶋茂雄監督のような
『ヒューっときたら、パーンと打つんだよ』
みたいな返事が返ってきたりします(笑

こんなの他人がわかるわけがありませんよね。

コンサルタントのように、人と話す仕事も同様です。

様々な相手がいて、様々なシチュエーション・場所があり、
こちらがどのようなアクションをしたら相手がどのようなリアクションをするのか?
等、非常に複雑な情報のやりとりがなされています。

脳は常にそれらに対して、実験を行いデータ取りをしています。

もちろん、腕の良い職人・料理人などいわゆるプロ、と呼ばれる人たちも
みんなそうなのです。

このように、起きている間に様々な「情報」を受け取り、
その情報を寝ている間にしっかりと処理することで、
どんな本でも記載することができない
抽象度の高い、言語化のむずかしい視点を手に入れることができます。

そして、一旦手に入れたそれらを
使う時には、その都度、必要な分を引き出すことで日々に役立てて
僕らは生きています。

しかし、それも「睡眠」が十分でないと、
その情報処理が疎かになり、役立たせることができません。

次回は、情報処理が疎かになってしまうパターンについて、
説明します。

睡眠の”基礎”押さえていますか?~睡眠2

【睡眠の”基礎”押さえていますか?】

ダイエットや健康の重要なファクターだけど、
何気に見逃されがちなもの

「睡眠」

この「睡眠」非常に奥が深く、

動物の睡眠では主に前者、
「身体の成長と修復」
が占める役割が大きい一方、

人間の睡眠では、前者も加えて後者
「高度な情報処理機構」
の役割もある、ということです。

では、今回は、「身体の成長と修復」について考えてみましょう。

これらを抑えれば、健康やダイエットに効果的な睡眠ができるようになります。

そもそも、なんで人間を始めとする動物は「睡眠」をとるのでしょう?

そして、必ずある程度の睡眠「時間」というものは必要です。

その回答の1つが、睡眠中に「身体の成長と修復」をしているからです。

成長期の子供が睡眠時間が長かったり、
ハードなスポーツや筋トレをした日は睡眠時間が長くなったりしませんか?

「身体の成長と修復」の際に重要なファクターになるのが、

  • 寝る時刻
  • 食事とのスパン
  • 睡眠時間

です。

寝る時刻、について。

基本的には人間は地球の自転のリズムによって生活しています。

昼間は活動し、
夜に外敵が少なくなったら寝る

という行動を何百万年という年月をかけて過ごしてきました。

そのため、
夜の真っ最中の時間帯である、22時ー2時位に
「身体の成長と修復」を促進する
成長ホルモンが最も分泌されます。

そのため、この時間帯に深く眠れていることが大切です。

食事とのスパン、について。

ここで重要なのは、
「身体の成長と修復」には、大きなエネルギーを使うということ。

これは、人間は食事の消化にとても大きなエネルギーを必要とするため、
食べた後、すぐに寝てしまって、寝ている最中に消化が割り込むと、
そちらに沢山のエネルギーを取られてしまい
「身体の成長と修復」に集中できなくなってしまいます。

そのため、
4-5時間前までに食事を済ませておくと、
眠りに入る時には消化が大体完了しているので、
理想的であると言われています。

睡眠時間、について。

成長期の子供や激しい運動をした日などは
当然、「身体の成長と修復」にある程度の時間が必要になるため、
時間を十分とる必要が出てきます。

逆を言えば、
成長期の子供や激しい運動をしたわけではないのに、
睡眠時間が長くなってしまう場合は、

消化が終わっていないまま眠ってしまい、消化に負担がかかっている時

ということになります。

これら
・寝る時刻
・食事とのスパン
・睡眠時間
を抑えて効果的な睡眠をとるようにしましょう。

…とは言え、これらの要素は割と有名なのでご存知で実践している方も
いるかもしれません。

そこで、
人間の睡眠特有の特徴、
「高度な情報処理機構」
の役割について、次回解説します。