睡眠負債が招くヤバイ現実~睡眠2

【睡眠負債が招くヤバイ現実】

「睡眠」は、健康・ダイエットの要素の1つとして、とても重要なものなのですが、
「食事」や「運動」に比べると、
非常になおざりにされてしまっているものです。

睡眠不足によって、失われるものはいくつかあります。

まずは、「仕事の効率」です。

これは言わずもがなですよね?

睡眠が不足すると、日中に眠くなってしまい、
明らかに仕事のパフォーマンスは低下します。

しかし、それだけではありません。

何よりも、健康・ダイエットに対する影響は深刻です。

睡眠中は身体の中で様々なホルモンが分泌され、
起きている間に傷ついた細胞の修復や疲労の回復、身体の成長などが行われています。

しかし、睡眠不足なると、
食欲増進ホルモンである「グレリン」が増加し、
食欲抑制効果のある「レプチン」が減少することがわかっています。

これによって空腹を感じさせ、
食事の量が満たされているにも関わらず、さらに飲食を促すため、
太りやすくなってしまうのです。

そして太ることで、喉の回りについた脂肪が寝るときに気道を狭め、
呼吸を一時的に止めてしまうのです。

いわゆる「睡眠時無呼吸症候群」
を引き起こします。

また、ホルモンの乱れは、
インスリン低下による糖尿病、ガンなどの
恐ろしい病気を引き起こします。

更には、心筋梗塞・脳梗塞を引き起こし、
最悪「死」につながる可能性もあります。

睡眠不足が招くのは身体に対してだけではありません。

精神にも大きく影響します。

睡眠不足は、老若に関係なく脳の自己破壊を引き起こし、
うつ病やアルツハイマー認知症に繋がります。

そこまで行かないとしても、
クリエイティブな思考ができなくなり、
論理的思考も低下します。

さらにセルフイメージも低下してしまうのです。

ちなみに、セルフイメージと睡眠時間とは比例している、
という結果が出ています。

さらに、このような身体や精神への影響は、
個人の社会的活動へも影響していきます。

身体や精神への影響は仕事やコミュニケーション能力の低下を招き、
人間関係にも悪影響が出るのです。

そして、人間関係が悪くなれば、当然仕事のチャンスもなくなり、
あなたの未来までも奪われます。

社会的にも大きな問題になっています。

ある学校では、あまりにも生徒たちの遅刻が多いため、
登校時間を9時から10時に遅らせたところもあります。

ある高校生は、全日制の高校に通っていたのですが、
朝起きることができないため、定時制の学校に転入した人もいます。

極めつけは、なんと、親に水をかけてもらわないと起きられないという人もいます。

このように、睡眠不足はありとあらゆることに悪影響をもたらします。

決して軽く考えていい問題ではないのです。

では、次回はこの睡眠不足をどうしたら解消できるのか、
その方法について、お話します。

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