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普段使っている〇〇ワードを…怒り4

【普段使っている〇〇ワードを…】

怒りが込み上げてきたとき、
つい怒りにまかせて余計なひと言を言ってしまった!

そんな経験はありませんか?

「怒り」という感情は、
自分を見失ってしまうため、
ダイエット・健康に悪影響を及ぼすことがあります。

なのでメンタルがしっかりとしていないと、
ダイエットで結果を出すことが難しいのです。

いいえ、ダイエット・健康だけではありません。

あなたがより豊かに楽しい人生を歩んでいくためには、
やはり、「怒り」という感情はコントロールできた方がいいのです。

そこで、今回は、「怒り」のコントロールするポイントをお伝えします。

あなたは普段、どんな「言葉」の使い方をしていますか?

自分の使っている「言葉」を気にしたことはありますか?

人が相手に発した言葉は、自分の脳内においてその3倍以上その言葉を反芻していると言われています。

また、人間が1日に思考する回数は約7万回と言われ、
そのうち7割はネガティブな思考をしています。

このように、「言葉」はあなたにとってすごく影響が大きいのです。

そこで、怒りに振り回されないための
「NGワード」
というものを意識してみましょう。

代表的な「NGワード」は以下の通りです。

「絶対」
「必ず」
「べき」
「いつも」
「前から」

このようなフレーズは、誰もがうっかり口にしてしまいそうなものです。

これらのNGワードを使いそうになったら、一度グッと飲み込んで、
もっと別な言い方を探る習慣を身につけるようにしましょう。

言い方を変えることで相手の怒りを誘発せず、
円滑なコミュニケーションにつながります。

では、これらを使わないように、
具体的にどのように言い直せばいいのか?

「絶対」の場合

例:
『Aさん、”絶対に”計算ミスしないでね。気を付けてね。』

訂正例:
『Aさん、計算した後には、もう一度確認することをおススメするよ』

「必ず」の場合

例:
『Bさんて必ず言い訳するよねー』

訂正例:
『Bさん、どうしてそうなのか、理由を聞かせてくれないかな?』

「べき」の場合
例:
『ちゃんと時間に間に合うように来る”べき”だよ』

訂正例:
『心配したよ。次からは時間に間に合ってもらえればうれしいな』

「いつも」の場合

例:
『”なんで”いつもグチが多いわけ?』

訂正例:
『最近、疲れているようだね。無理しているんじゃない?』

「前から」の場合
例:
『”前から”思っていたのだけれど、Cさんって頭が固いよね』

訂正例:
『Cさんがそんなにこだわるのか知りたいな』

なんか、出来のいい先輩や上司みたいですね(笑)

まあ、まさにその通りなんです。

出来のいい先輩・上司になりきるのがポイントです。

このように、
日常的に口にする言葉を意識して考えることは、
怒りの感情をコントロールするための効果的なトレーニングになります。

上記の「NGワード」を使わないようにすることに加え、
穏やかな口調を心がけ、ゆっくり話すことを心がけましょう。

印象はガラリと変わります。

やはり、始めは慣れが必要ですので、
スモールステップでいいので、あなたの出来ることから取り組んでみましょう。

怒りはどうしようもないこと?~怒り3

【怒りはどうしようもないこと?】

「怒り」という感情は、
自分を見失ってしまうため、
ダイエット・健康に悪影響を及ぼすことがあります。

「やけ食い」などはその代表例ですね。

また、イライラするとつい甘いものに手が出てしまうのも
あまり良い行為とは言えません。

そしてその「怒り」というものは、
ほとんどが「人」に対してのものです。

『あなたはどうして誤ってくれないの?』
『○○のせいだ!』
『□□があの時ああしていれば…』
等々。

そして、人は、怒ると相手を「自分仕様」に変えようとします。

つまり、
『他人を自分の思い通りに変えてしまおう』
と思うわけです。

しかし、実際は、
『相手のことは変えられない』

これは誰もがわかっていますよね?

あなたは、そんな経験ありませんか?

理性と感情がついていかない…

では、怒りからの行動をどのようにコントロールするのでしょうか?

それは、「思考の整理」というものが有効です。

自分は

・何に腹を立てているのか?
・何故腹を立てているのか?
・それは本当に腹を立てるべきことなのか?

ということを整理してみるのです。

今回は、マトリクス図を使った方法をご紹介します。

紙の真ん中に十字を書いて下さい。

そして、
縦線の上端に「重要」
縦線の下端に「重要ではない」

横線の左端に「自分で変えられる」
横線の右端に「自分で変えられない」

と記載します。

そこで、4つの領域ができますが、それぞれ、

1.左上:重要&自分で変えられる

2,左下:重要ではない&自分で変えられる

3.右上:重要&自分で変えられない

4.右下:重要ではない&自分で変えられない

と言うことになります。

それに対し、自分が怒りを感じていることを書きこんでいき、
それについて解析を行います。

それぞれ具体例を挙げます。

(なお、以下の解説は主観も含まれますので、
必ずしも正しいとは言えない、ことはご了承ください。)

例1
「会社の後輩が同じミスを何度も繰り返す」

これは、
1.左上:重要&自分で変えられる
に当たります。

これは、仕事だから重要であり、

後輩がミスに関しては、
見逃せないミスと許せるミスを分けて
見逃せないミスに対してのみ注意する

という対応ができます。

例2
「子供に注意をしても部屋が散らかる」

これは、
2,左下:重要ではない&自分で変えられる
に当たります。

これは、家庭内の部屋のことなので重要ではなく、

自分で率先して片付ける姿を家族に見せる
など、自分でできること見せてあげれば改善する可能性があります。

例3
「道路が渋滞していて約束の時間に遅刻した」

これは。
3.右上:重要&自分で変えられない
に当たります。

約束は重要ですが、
渋滞は変えられない事実です。

現実を受け止めて、約束したフォローをした方が賢明です。

例4
「雨の日に満員電車に遭遇した」

これは
4.右下:重要ではない&自分で変えられない
に当たります。

移動自体は特に重要ではないですが、
天候も変えられない事実です。

『重要なことではないから気にしない』
と考えたほうがいいでしょう。

以上、こんな感じで自分で解析をしていきます。

これらのトレーニングを積み重ねていけば、
徐々に「怒り」の体質は変わってきます。

是非、お試しください。

怒りの原因は過去にあり??~怒り2

【怒りの原因は過去にあり??】

健康・ダイエットには色んな方法がありますが、その根っこには、
「思考」や「感情」
というものがあります。

特に、「怒り」という感情は、非常にやっかいです。

「怒り」に任せて行動した結果は、たいていの場合、後悔になってしまいます。

しかし、一方、「怒り」は、ちょっとしたトレーニングで改善しやすいものでもあります。

前回、怒りの対処法について解説しましたが、
今回は、もう少しその「怒り」について深堀してみましょう。

同じ出来事でも

・すぐにカッとなる人

・いつもおおらかな人

なぜ同じ出来事なのにこうもリアクションが違うのでしょうか?

実は、すぐにカッとなる人の大半が、
「トラウマ」を持っています。

この「トラウマ」、精神的外傷とも言われますが、
文字通り、精神に傷を負っている人のことです。

その傷は、ある特定の恐怖体験、
例えば、事故・事件など
で出来上がる、ということがありますが、

それよりむしろ、日々の積み重ね、
特に幼い頃の「言葉の暴力」により形成されます。

人間の人格は、6歳までの経験により形作られます。

それがいわゆる「インナーチャイルド」というものです。

『お前はダメな子だ』
『お前には才能がない』
『お前は何をやってもできない』

等の否定的な言葉を幼い頃に言われ続けることによって、

『自分はダメな子だ』
『自分には才能がない』
『自分は何をやってもできない』

という認識が刷り込まれます。

一方、そんな認識が合っても、

人間には、もともと
『そうではない!自分はスゴイんだ!』
という承認の欲求、というものがあります。

『自分はダメな子だ』

『自分はスゴイんだ!』
という相反する2つのものが共存しているわけです。

そこで、その矛盾を解消するために、人間の脳は自分を
「被害者」に見立てる、ということをします。

『自分は本当はスゴイんだけど、
他人のせい・環境のせいでダメな子になってしまった。
自分は被害者だ!』
っていう具合ですね。

そのために、すぐにカッとなる人はいつまでたっても
「被害者ワード」ばかり言い続けるようになるのです。

このように怒りを制御することができないと、
結果を出すのは非常に難しいです。

仮に結果が出たとしても、「トラウマ」を抱えたままでは、
楽しい人生を歩めないのです。

あなたが怒りっぽい原因は、もしかしたら、あなたの
幼少期に原因があるかもしれません。

その原因を探ってみましょう。

その原因に気が付くだけでも、
自分自身を客観視できるので、怒りは少なくなってきます。

ムカっ!ってした時に~怒り1

【ムカっ!ってした時に】

健康・ダイエットには色んな方法がありますが、その根っこには、
「思考」や「感情」
というものがあります。

そして、激しい「感情」は、時に正確な判断を狂わせます。

特に、「怒り」という感情はとても能動的なものなので、非常にやっかいです。

怒りの対処法を身に着けることも、
健康・ダイエットにはとても重要な要素となりますので、
今回は、その対処法をお伝えします。

怒りは、その「対象」によって変わります。

あなたの足を踏んだ人が、

もし、足元もおぼつかないおばあちゃんならば
『仕方がないな』
と思いますよね?

一方、もしチャラそうな若者ならば
『なんだよ!謝れよ』
と思ってしまいます。

足を踏まれた「現象」そのものが悪いわけではなく、
誰もがその「現象」で怒るわけではないのです。

「怒り」は起こった「現象」そのものではなく、
その「現象」を「対象」というフィルターを通した「結果」に過ぎないのです。

だからこそ、「怒りの対処法を身に付ける」ことにより、
「怒りっぽい」あなたが怒りっぽくなくなり、
平穏無事な毎日を過ごすことが出来るようになります。

では、その対処法を具体的に挙げていきます。

〇対処法1:腹式呼吸する

よくある方法ですが、やってみると意外に効果的です。

怒りを感じると呼吸が浅くなります。

そのために、怒りを感じたら腹式呼吸をして、
冷静さを取り戻すことが出来ます。

〇対処法2:怒りに点数を付ける

あなたの怒りに点数を付けて下さい。

1点:イラっとする
2点:思い出すと腹が立つ
3点:激怒する・ブチ切れる

もしくは、

1点:許せる
2点:まあ許せる
3点:許せない

という感じです。

例えば、友人と待ち合わせをした場合

友人

やや遅れて来る→ 1点:許せる
5分後に来る→ 2点:まあ許せる
15分後に来る→ 3点:許せない

と振り分けられます。

時間に神経質な人は、相手が時間ピッタリに到着しても、
5分前に来ていないからイラッとしてしまうこともあり得るます。

そこで、「遅刻しない時間であれば、まあ許せる」というように、
自分の「許せる」ゾーンを広げて考えることを習慣づけましょう。

また、数字というものは、客観視をするために非常に有効なツールです。

自分なりの尺度で、怒りを客観的に見ることが出来ます。

『ああ、自分はこの怒りはこの点数なんだな』
と思うだけでも、幾分か落ち着くこともできます。

〇対処法3:簡単ではない数え方をする

例えば、昔の芸人にいましたが、3の倍数と3のつく数字を数えてみます。

3,6,9,12,13,15,18,21,23,24,,,,,,

怒りを感じた時、簡単に数えられない数え方をすることで、
感情が思考する方に持っていかれるようにするのです。

それぞれ一見簡単そうに思えますが、
始めからうまくできるわけではありません。

繰り返しトレーニングをすることが重要です。

健康・ダイエットの基本は、
「思考」や「感情」です。

ほとんどの失敗の原因は
「怒り」をコントロールできないからこそ、
失敗するケースが多いのです。

まずは、「怒り」を上手に抑制することに着手してみてもいいかもしれませんね。

“神の啓示”を利用する目標設定方法~習慣3

【”神の啓示”を利用する】

前回、ビジネスやダイエットを続けていくための
目標の立て方についてお話しました。

2つのポイントがあります。

〇少し長期的なゴールを決める
〇周りの人を巻き込む

この

〇周りの人を巻き込む

ですが、別に同じ志や目的を持っていない人でも、
「わざと」仲間に巻き込む方法もあります。

それは、
「わざと他人に応援してもらい、自分自身にプレッシャーを与える」
というの手です。

これは言い換えれば、
「プロ意識」を持つとも言えます。

「プロ意識」とは、「勝手な使命感」のことです。

『自分にしか出来ないことをやってやろう』

という誰かにお願いされたわけではないことを、
自発的に考え、自分に課してしまうことです。

これは実はいわゆる「神の啓示」と同じ原理なのです。

歴史上、色々な人たちが、「神の啓示」を受けたと言われています。

あるいはもしかしたら神から聞いた言葉は
そのうちのいくつかは、ただの妄想だったかもしれません。

でも、人間は思い込みの生き物です。

その妄想や思い込みを
「自分のやるべきこと」
と解釈して実施することは、
自発的に何かを引き受けることと同じです。

自分で決めるのでなく、違う誰か、例えば、この場合は「神様」から
「引き受ける」
という形にするわけです。

「他人を巻き込む」
ということは、

「相手の意識を強制的にこちらに向けさせる」
と言うことを意味します。

それは、ある意味強制的に、
「監視を依頼する」
ということにもなるのです。

例えば、友達とかに
「私、今年の夏までに15キロやせるから見ててね!」
と勝手に宣言してしまうのです。

誰も望んでないけど、意識を向けざるを得ないですよね?

その、「見られている」と言う感覚が、自分を鼓舞します。

そして、頑張れば評価に繋がるのです。

多くの人は、引き受けることを嫌います。

あなたに仕事の依頼があったとして、
そこまで仲の良くない人から相談されたら、どんな対応をしますか?

恐らく、適当に忙しい振りをして、
ちょっとしたアドバイスをするだけとかでしょう。

これは、「普通」の対応です。

しかしここで、二つ返事で、
『おお、やってやるよ!』
と言ってみた方がいいわけです。

まだ実績が無い場合は実績になるし、
自分自身を追い込むことが出来るのです。

このように、
〇少し長期的なゴールを決める
〇周りの人を巻き込む
が物事を続けていく上で有効なのです。

今1人でやっている人は、よっぽどの根性が無い限りは、成功しないでしょう。

所詮、自分1人では30分のサウナさえも耐えられないのです。

だから、仲間を作るのです。

もっと他人の力を上手く使うように心がけてみましょう。

「コミュニティ」を上手く使ったり、
「他人の目」を上手く使ったり。

これで日々の過ごし方のクオリティが随分と変わるはずです。

自分を過大評価せずに、
「自動的に」行動してしまうような状態を作ってしまうのがいいのです。

もっと効果的に目標設定する方法~習慣2

【もっと効果的に目標設定する方法】

ビジネスでもダイエットでも、一人で続けて行くことは
非常に難しいです。

では、なぜ続けていくのが難しいのでしょうか?

それは未来についてキチンと考えるていないからです。

「今日の自分と明日の自分は別の人間」
「明日は今日と決して同じではない」
ということを前提として考える必要があります。

では、もう少し具体的に見ていきましょう。

未来について考えたとき、目標の立て方としては
2つのポイントがあります。

〇少し長期的なゴールを決める
〇周りの人を巻き込む

〇少し長期的なゴールを決める

例えば、
「1日3キロ走る」
ではなく、
「1週間に21キロ走る」
と、決めるのです。

「今日の自分と明日の自分は別の人間」

ということを前提としたとき、
毎日の気分の調整はほぼ不可能です。

やる気のある時に10キロ走ったり、
やる気の無いときや体調の悪いときは休んでいいのです。

「何時から何時に書く」
と、ガッチリ具体的に決めてしまうと、
ほぼ間違いなく、別の自分が邪魔をします。

その日のその時間にやる気かどうかは、
実は自分でも解らないのです。

そうであれば、気分の乗っている時だけやればいいのです。

これで、かなり効率が上がります。

これを実践すれば、
少なくとも「毎日何かをする」と言うようなゴール設定よりは、
確実に効率が上がります。

予定を遵守する、必要はありません。

「現場」は不確定要素が多いものです。

時間で自分を管理する方法というのは、
自分を過大評価し過ぎが前提となっています。

特に、時間が自由な自営業の方とかは、
時間で自分を縛ることはほぼ不可能ですので、お勧めします。

〇周りの人を巻き込む

そして、周りの人を巻き込むということをすれば、
さらに強化されます。

例えば、よく言われることですが、
「仲間を作る」
ことです。

基本的に、人は同じ志(こころざし)を持った人間と接していれば、
同調し、高め合う傾向にあります。

同じ志を持った仲間と頻繁に会話していれば、
やる気も引き出されますし、対抗心などが生まれます。

「やりたくないこと」で周りの成績を見せられてもやる気は下がる一方ですが、
自分の目的に沿っているなら、必ずいい結果に繋がるはずです。

いわゆる「ライバル(好敵手)」というやつですね。

また、お互いに意識するので、ある意味「監視体制」が出来上がるので、
否応なしに『頑張らきゃ』という意識になります。

または、別に同じ志や目的を持っていない人でも、
「わざと」仲間に巻き込む方法もあります。

それは次回、お伝えします。

“根性なし”向けの目標設定術~習慣1

【”根性なし”向けの目標設定術】

ビジネスでもダイエットでも、一人で続けて行くことは
非常に難しいです。

では、なぜ、続けていくのが難しいのでしょうか?

それは、根性がないとか、そういう問題ではありません。

あなたは
「1人で30分間サウナに入る」

「みんなに応援されるフルマラソン」
のどちらの方が辛いと思いますか?

普通に考えれば、当然フルマラソンの方が辛いわけですが、
主観的には、たった30分のサウナの方が辛いこともあります。

それは、
「誰にも何を言われない」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ために起こるのです。

人間は自分に関することなら、
自分に都合の良いようにルールを書き換えます。


例えば、 「毎日5キロ走る」 と決めたとします。 しかし、3日目には、 「今日は風邪気味だから止めておこう」 とか 「今日は冷えるから逆に身体に悪い」 とか、 ハッキリ言ってどーしよーもない理由を作って、 必死になって逃げようとします。 なぜ、人はこんなにも根性が無いのでしょうか? それは、自分を過大評価し過ぎだからです。

「毎日必ずやる」とか無理な目標を立てるから、
結局続かないわけです。

目標を立てるときは、基本的に
未来についてキチンと考えることが重要です。

1つ目のポイントとして、

「今日の自分と明日の自分は別の人間」
と言うことを前提にします。

つまり、

・やる気の自分
・やる気の無い自分
・元気な自分
・疲れている自分

など、その日によって様々な自分が存在する、というわけです。

「その目標を立てたときの自分」

「寝起きの自分」
は、ほとんど別人です。

まずは、その大前提を踏まえておかないと、
続けることは不可能です。

そして、未来を考える上でのもう1つのポイントとして、

「明日は今日と決して同じではない」
というものがあります。

同じ時間に起きて、
同じ時間に仕事をし、
同じ時間にご飯を食べて、
同じ時間に寝る。

そんな同じ毎日が繰り返される、なんてことはあり得ません。

地震が起きて避難を強いられるかもしれないし、
家族や親戚に不幸が起こってしまうかもしれません。

そんな極端なことでなくても、

風邪をひいて寝込んでしまうかもしれない
昨日食べたものが当たってお腹を壊すかもしれない
大雨や大雪で外から出られなくなってしまうかもしれない

あらゆる可能性が考えられますよね?

目標を立てる時には、未来について
「今日の自分と明日の自分は別の人間」
「明日は今日と決して同じではない」
ということを前提にして考えることをお勧めします。

妥当な「ゴール設定」とは?~ゴール設定3

【妥当な「ゴール設定」とは?】
自分の願望を実現するとき、
メソッドを実施する以前に「ゴール設定」というものが重要になります。

そして、それは妥当でない「ゴール設定」である可能性があります。

では、妥当な「ゴール設定」とはどうしたら見つかるものなのでしょうか?

まず大事な点としては、

「モノ」「ステータス(社会的地位・身分)」ではなく
「ステート(状態)」にフォーカスを持つ、

ということです。

例えば、
『△△になりたい!』
『○○が欲しい!』
ということをゴールにしてしまった場合、

もしそれを達成してしまったら、それで終わりです。

あなたは

サラリーマンが定年退職した後、
第二の人生をスタートさせようとしたら、ぽっくり死んでしまった

という話を聞いたことがありませんか?

これは、

サラリーマン時代のときには、
常に会社から売り上げや納期の目標(ゴール)を与えられていますが、

会社を辞めて、目標がなくなってしまうと
その人は何をしていいかわからなくなるためです。

一方「ステート(状態)」をゴールにすると、、
常にそう「在り続ける」というのがゴールになります。

それは、その人が死ぬまで終わりません。

この「ステート(状態)」にフォーカスしたゴールの例を挙げると、
『家族や仲間から愛し続けられる人間になる』
『周りの人に常によい影響を与え続ける人間になる』
というものです。

そのため、「ステート(状態)」
すなわち、「自分はどういう人間に在りたいか?」
ということを「ゴール設定」にするのが、妥当と言えます。

もちろん、「モノ」「ステータス(社会的地位・身分)」のゴールは、
「ゴール設定」をした後の作業の
「計画」段階では、非常に重要になります。

「ステート(状態)」にフォーカスしたゴールは、
非常に抽象的で曖昧なものです。

そのため、すぐに取り組める指針として
「モノ」「ステータス(社会的地位・身分)」のゴールが
必要だからです。

このように、「理想のステート(状態)」
を規定するということを専門用語で、
「Mission Statement(自分の憲法)」
と言います。

また、他にも大事な点があって、

「一朝一夕で見つかるものでない」

ということと、

「常に変わる可能性がある」

ということがあります。

「一朝一夕で見つかるものでない」というのは、
「ステート(状態)」というものは、
非常に抽象的なものだからです。

人間、具体的なものでないと、
動くことはできません。

また、自分が『これだ!』と思ったことでも、
いざ実際にゴールに向かってみた時、
『やっぱり何か違う』
ということは多々あります。

「常に変わる可能性がある」というのは、
人間は常に変化し続けるものだからです。

あなたの学生の頃と社会人の今とを比較してみてください。

明らかに価値観や考え方は違いますよね?

また、同じ社会人だとしても、
例えば転職したり、役職が変わったり、結婚をしたり、子供ができたり等
立場や環境が変われば、
今までの価値観や考え方も変わる可能性があります。

となれば、当然「どう在りたいか?」ということも変わり、
「ゴール設定」も変化するのです。

しかし、ここで注意点があります。

自分で「ゴール設定」をするときにはデメリットがあります。

それは、自分の基準で進めてしまうから、
どうしても精度が甘くなる
というものです。

だから、本気で自分の人生を変えるくらいの強力な
「ゴール設定」をしたいのなら、
他人、すなわち実力のあるコーチに依頼して、
「ゴール設定」をサポートしてもらうのが近道になるのです。

妥当でない「ゴール設定」のワケ~ゴール設定2

【妥当でない「ゴール設定」のワケ】

自分の願望を実現するとき、
メソッドを実施する以前に「ゴール設定」というものが重要になります。

そして、それは妥当でない「ゴール設定」である可能性があります。

なぜ妥当でない「ゴール設定」をしてしまうのでしょうか?

世の中のほとんどの人たちは、
その人のゴール設定として相応しくないものを、
「自分の望み」
だと勘違いしています。

その「勘違いゴール」というものは、
「他人」「大人」「メディア」の設定したものです。

特に子どもたちは、ある程度の年齢になっていくと、

『”公務員は安泰だ”とよく聞くから公務員になりたい』

『両親から”いい大学でていい会社に入りなさい”
と言われてるから、とりあえずいい大学に入りたい』

と目標を言う人が増えてきます。

(さすがに、昔よりは少なくなってきましたが、
いまだに大多数はそんな感じです。)

これらは、自分の「ゴール設定」の中に、
「他人の意図」を混ぜてしまっっているわけです。

……まあ、これはよく言われる話なので、

『自分は大丈夫!』

と安易に思ってしまう人も多いんですが、
実のところ、話はなかなかに厄介です。

人の考え方・思考形態というものは、その人自身が、
『こういう考え方を持とう!』
と思って設定しているのではなく、

ほぼすべて、
「過去の経験」
による情報から自動的にできあがったものなのです。

そして、その「過去の経験」の多くは、
幼少期の記憶です。

人間では、大体6歳ぐらいまでの経験が
今の自分の人格を形成します。

そして、その人格というものは、
普段意識している顕在意識ではなく、
意識していない「潜在意識」の領域に形成されているのです。

人の意識は
自覚できる意識(顕在意識)と、
自覚できない意識(潜在意識)の
2つの領域で構成されています。

潜在意識は「無意識」とも呼ばれ
顕在意識でらは、見ることも確認することもできず、

文字通り、「無いもの」

として認識されます。

つまり、認識しようと思っても認識できないのです。

しかも、影響力は顕在意識よりもはるかに大きく、

顕在意識での思考や、
何かを経験した時に自分の中に生まれる感情的な反応など、
そういったものをすべて「支配」しています。

普段無意識で行っている
心臓を鼓動させたり、呼吸をしたりなど、生命活動にとって欠かせないことも
コントロールしています。

姿は見えないけど、
支配力、影響力は絶大なのです。

そのため、非常に厄介です。

だから、あなたが、
『△△になりたい!』
『○○が欲しい!』

というゴールを思い描いても、
ほとんどの場合、自分では気づかないうちに、

過去の経験の中で、
誰ともしれない「他人」の意図を刷り込まれた結果、
出てきた考え、ということになります。

人は、
「自分の意志で全てを決めている」
と思いながら、自分でも気づかない内に、
どこかの誰かの影響を受けて物事を決めているのです。

これは、
「洗脳」
もしくは
「見えない束縛」
とも言えますよね?

多くの場合、
「見えない束縛」に捕まり、
「妥当でないゴール」を設定してしまう
ということが起こってしまいます。

逆に言えば、
妥当な「ゴール設定」さえできれば、
自分の願望を叶えることは、割と簡単です。

なぜなら、自分が本当に叶えたい望みならば、
「モチベーション」に関わらず行動するし、

メソッドにしても、誰が自分で
見つけてきてしまうからです。

では、
妥当な「ゴール設定」とはどうしたら見つかるものなのでしょうか?

次回は、妥当な「ゴール設定」についての話をします。

そのゴール(目標)でいいの?~ゴール設定1

【そのゴール(目標)でいいの?】
あなたは自分の望みを叶えたいですか?
自分の願望を実現するとき、
どんなことをしているでしょうか?
最近では、色んな人が様々なメソッドを提供していますが、
今回は、そのメソッドを実施する以前にやらなければいけないことについて
お話します。
自分の願望を実現するために必要なこと、重要なこととは、
「ゴール設定」です。
将来において、
自分が実現したい理想世界を思い描き、
自分がなりたい自分を強くイメージする。
その、「ゴール設定」こそが、
引き寄せの法則や願望実現において、
その成否を分けると言っても過言ではないほどに
極めて重要な事項なのです。
そして、願望を実現することに関して、
「どうすれば実現するのか?」
ということを語る人はいても、
そもそも
「本人が望んでいることは、本当に、本人にとって必要なものか?
という根幹部分が正しいのか?ということを語る人は少ないです。
願望を実現する手法を学んで、
例えば、
『年収1億円になる!』
ということをゴール設定にしたとしても、
結果として、
年収1億円は稼げたけど、
態度が尊大になってお金中心に物事を考える人になってしまった
大事な人は離れていって人間関係はボロボロ
ということが起こり得ます。
他にも、
『ダイエットで15キロやせる!』
というゴール設定にしたとしても、
結果として、
体重は15キロやせたけど、
顔はげっそりして、顔色も悪い
無理な食事制限がたたってリバウンドしてしまった
ということも起こり得ます。
そもそも、その人がなぜ、
『年収1億円になる!』
というゴールを持ったのか?
もしかすると、その人は
お金で苦労してきた両親のためにお金を稼いで両親を喜ばせたい
のかもしれません。
その人がなぜ、
『ダイエットで15キロやせる!』
というゴールを持ったのか?
もしかすると、その人は
過去に太っていたことでいじめられたトラウマを解消したい
のかもしれません。
その人にとって、
『年収1億円になる!』
『ダイエットで15キロやせる!』
というものは
そもそも妥当な「ゴール設定」
ではないのないかもしれないのです。
では、なぜ多くの人が妥当でない「ゴール設定」をしてしまうのか?
それについて次回解説します。