良い睡眠をとるための”超”方法~睡眠5

【良い睡眠をとるための”超”方法】

健康・ダイエットには、良い「睡眠」というのは欠かせません。

これまでいくつかご紹介してきましたが、

今回は、睡眠の役割の1つ
「高度な情報処理機構」
に着目した良い睡眠を取るための具体的方法をお伝えします。

良い睡眠をとるためには、寝ている間に脳に
「雑多な情報処理」
をさせないことが重要です。

そのために効果的な方法として、

「日中起きている時に”自覚状態”で過ごす」

というものがあります。

普通の人が「無自覚的」にかなり多くのことをやっています。

例えば、朝起きてからのことを考えてみます。

・目覚まし時計を止める
・スマホをチェックする
・トイレに行く
・洗面所で歯を磨く
・顔を洗う
・水を飲む
・お湯を沸かしてコーヒーを入れる
・着替えをする
・朝食の準備をする
・朝食を食べる
・荷物を鞄に入れる
・靴を履いて玄関のドアを開ける
・駅まで歩く
・ポケットから定期入れを出して改札を通る
・階段を登りホームに行く

こうして列挙すると、随分と色んなことをしているのがわかりますよね?

このような一連の活動は、
ほぼ全て、何も考えず「自動運転」で行われています。

普段は何をやったのかすらほとんど覚えていないわけです。

いかに、普段は漫然と流される日常を送っていることがわかります。

こういった動作が無意識で大量に行われる時、
実はその時に得た膨大な雑多な情報が脳にストックされます。

その情報が、寝ている間の情報処理において、
かなりの時間とエネルギーを使ってしまうのです。

だから、睡眠時間が余計にかかってしまうのです。

そのため、
「日中起きている時に”自覚状態”で過ごす」
ということが有効になります。

それらの情報は、その度に処理されるので、
寝ている間の情報処理に
そこまで時間とエネルギーが取られなくなります。

つまり、
「無自覚」でやっている1つ1つの「日常の動作」を意識しながら生活することで、
「自覚状態」に近づくことができます。

これを毎日続けていくと、
『心臓が動いてる』
『呼吸している』
ということも意識できるようになります。

更には、
『脳に血が集中している』
『リンパ液が流れている』

とか

『今はかかとに重心がかかっている』
「今日は日差しが強いから腕の血管も温まっている』

のような自分の内側で起きていることを意識できます。

また、街で歩いている時でも、

『今は街のこの部分を歩いている』
『太陽は南西の方角』
『風は向かいから吹いている』
『道路の硬さはコンクリートなので硬め』
『前に歩いている人は疲れていそう。昨日何かあったのか?』
『後ろに歩いている人は元気そう。うれしいことでもあったのだろう』

と自分の「外の情報」
すなわち、普通の人は「無意識に流していくもの」も、
かなりの量を自覚の中に取り込むことが出来るようになります。

自分の内側と外側の両方、
そして、内側と外側との「相互関係」を
「同時」に把握することが出来るようになってくる感じです。

これが「自覚する」ということです。

そして、これは一般的には「瞑想」と呼ばれるものでもあります。

また、以下のワークも効果的です。

お昼や夜寝る前などの決まった時間毎に
それまでの6時間くらいにやったことを
映像、音、匂い、触感(、味)などをフル動員して
出来るだけ早いスピードで一気に全て思い出す

というワークをすることで、
効果的な情報の整理をすることができるようになります。

慣れると、あっという間にその日のことを思い出せるようになります。

このように、「睡眠」の改善には、
普段の食生活などの生活習慣以外にも
このような方法があるのです。

是非、お試しください。

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