【良い睡眠をとるための”超”方法】
健康・ダイエットには、良い「睡眠」というのは欠かせません。
これまでいくつかご紹介してきましたが、
今回は、睡眠の役割の1つ
「高度な情報処理機構」
に着目した良い睡眠を取るための具体的方法をお伝えします。
良い睡眠をとるためには、寝ている間に脳に
「雑多な情報処理」
をさせないことが重要です。
そのために効果的な方法として、
「日中起きている時に”自覚状態”で過ごす」
というものがあります。
普通の人が「無自覚的」にかなり多くのことをやっています。
例えば、朝起きてからのことを考えてみます。
・目覚まし時計を止める
・スマホをチェックする
・トイレに行く
・洗面所で歯を磨く
・顔を洗う
・水を飲む
・お湯を沸かしてコーヒーを入れる
・着替えをする
・朝食の準備をする
・朝食を食べる
・荷物を鞄に入れる
・靴を履いて玄関のドアを開ける
・駅まで歩く
・ポケットから定期入れを出して改札を通る
・階段を登りホームに行く
…
こうして列挙すると、随分と色んなことをしているのがわかりますよね?
このような一連の活動は、
ほぼ全て、何も考えず「自動運転」で行われています。
普段は何をやったのかすらほとんど覚えていないわけです。
いかに、普段は漫然と流される日常を送っていることがわかります。
こういった動作が無意識で大量に行われる時、
実はその時に得た膨大な雑多な情報が脳にストックされます。
その情報が、寝ている間の情報処理において、
かなりの時間とエネルギーを使ってしまうのです。
だから、睡眠時間が余計にかかってしまうのです。
そのため、
「日中起きている時に”自覚状態”で過ごす」
ということが有効になります。
それらの情報は、その度に処理されるので、
寝ている間の情報処理に
そこまで時間とエネルギーが取られなくなります。
つまり、
「無自覚」でやっている1つ1つの「日常の動作」を意識しながら生活することで、
「自覚状態」に近づくことができます。
これを毎日続けていくと、
『心臓が動いてる』
『呼吸している』
ということも意識できるようになります。
更には、
『脳に血が集中している』
『リンパ液が流れている』
とか
『今はかかとに重心がかかっている』
「今日は日差しが強いから腕の血管も温まっている』
のような自分の内側で起きていることを意識できます。
また、街で歩いている時でも、
『今は街のこの部分を歩いている』
『太陽は南西の方角』
『風は向かいから吹いている』
『道路の硬さはコンクリートなので硬め』
『前に歩いている人は疲れていそう。昨日何かあったのか?』
『後ろに歩いている人は元気そう。うれしいことでもあったのだろう』
…
と自分の「外の情報」
すなわち、普通の人は「無意識に流していくもの」も、
かなりの量を自覚の中に取り込むことが出来るようになります。
自分の内側と外側の両方、
そして、内側と外側との「相互関係」を
「同時」に把握することが出来るようになってくる感じです。
これが「自覚する」ということです。
そして、これは一般的には「瞑想」と呼ばれるものでもあります。
また、以下のワークも効果的です。
お昼や夜寝る前などの決まった時間毎に
それまでの6時間くらいにやったことを
映像、音、匂い、触感(、味)などをフル動員して
出来るだけ早いスピードで一気に全て思い出す
というワークをすることで、
効果的な情報の整理をすることができるようになります。
慣れると、あっという間にその日のことを思い出せるようになります。
このように、「睡眠」の改善には、
普段の食生活などの生活習慣以外にも
このような方法があるのです。
是非、お試しください。