あなたが知らずに抱えている”負債”~睡眠1

【あなたが知らずに抱えている”負債”】

あなたは「睡眠」について考えたことはありますか?

健康・ダイエットの要素の1つとして、とても重要なものなのですが、
何故か、非常になおざりにされてしまっているものです。

しかし、この「睡眠」を甘く見ていると、
健康・ダイエットに悪影響を及ぼすだけでなく、最悪「死」につながります。

また、「睡眠」不足による経済的損失も非常に大きいです。

今回は、その「睡眠」について考えてみましょう。

健康・ダイエットの主な要素とは何でしょう?

それは、よく言われているので、ご存知の方もいらっしゃると思いますが、

「食事」
「運動」

そして

「睡眠」

です。

そして、それぞれ職業として、
教えるプロフェッショナルがいます。

「食事」なら管理栄養士。

「運動」ならトレーナー。

というように。

しかし、
「睡眠」
のプロフェッショナルって聞いたことありますか?

ほとんどの人が聞いたことないかもしれませんが
実は、いるのです。

睡眠健康指導士
睡眠栄養指導士
睡眠改善インストラクター

と呼ばれる「睡眠」のプロたちです。

最近こそ少しずつ増えてきているものの
数はまだまだ少ないです。

管理栄養士は100万人程度、
トレーナーは50万人程度
というのに対し、

睡眠士はたったの1万人未満という状況です。

ところで、あなたは、
「睡眠負債」
という言葉を知っていますでしょうか?

日々の睡眠不足が借金のように積み重なり、
心身に悪影響を及ぼすおそれのある状態を指します。

2017ユーキャン新語・流行語大賞においてベストテン入りした用語なので、
ご存知の方も多いかもしれません。

また、NHKスペシャル「睡眠負債が危ない」という番組でも紹介されました。

しかし、アメリカでは、既に20年前からこの言葉は知られています。

ようやく最近になって、「睡眠」に対して注目されてきた、というわけです。

「睡眠負債」は個々人の健康だけでなく、その国の経済的損失を引き起こします。

日本においては、GDPの3%、およそ10兆円の経済的損失になっている、と言われています。

これは、年間一人あたり12万円で、人生あたり一人900万円にも及ぶことになります。

ちなみに日本の医療費はおよそ40兆円なので、
この数値がいかに大きいか?!
ということを物語っています。

また、睡眠で悩む場合、大きく分けて二つの種類があります。

それは、
・寝つきが悪い
・寝起きが悪い(日中に眠くなる)
の二種類です。

・寝つきが悪い
方は、寝る前の習慣を変えればほとんど改善します。

具体的には、

寝る前に風呂に入ったり
アロマを焚いたり
ストレッチしたり
スマホの画面を見なかったり

など、よく言われることです。

一方、
・寝起きが悪い(日中に眠くなる)
というのはやっかいなのです。

この場合は、「睡眠負債」を抱えている可能性があります。

よく、
『歳のせいで眠れなくなった』
と言われますが、それは勘違いです。

睡眠のピークは10歳で、歳とともに緩やかに下がっていきます。

さて、ここまで、「睡眠」について
大まかな内容を説明してきました。

次回は、睡眠不足によって失われるものについてお話します。

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