妥当な「ゴール設定」とは?~ゴール設定3

【妥当な「ゴール設定」とは?】
自分の願望を実現するとき、
メソッドを実施する以前に「ゴール設定」というものが重要になります。

そして、それは妥当でない「ゴール設定」である可能性があります。

では、妥当な「ゴール設定」とはどうしたら見つかるものなのでしょうか?

まず大事な点としては、

「モノ」「ステータス(社会的地位・身分)」ではなく
「ステート(状態)」にフォーカスを持つ、

ということです。

例えば、
『△△になりたい!』
『○○が欲しい!』
ということをゴールにしてしまった場合、

もしそれを達成してしまったら、それで終わりです。

あなたは

サラリーマンが定年退職した後、
第二の人生をスタートさせようとしたら、ぽっくり死んでしまった

という話を聞いたことがありませんか?

これは、

サラリーマン時代のときには、
常に会社から売り上げや納期の目標(ゴール)を与えられていますが、

会社を辞めて、目標がなくなってしまうと
その人は何をしていいかわからなくなるためです。

一方「ステート(状態)」をゴールにすると、、
常にそう「在り続ける」というのがゴールになります。

それは、その人が死ぬまで終わりません。

この「ステート(状態)」にフォーカスしたゴールの例を挙げると、
『家族や仲間から愛し続けられる人間になる』
『周りの人に常によい影響を与え続ける人間になる』
というものです。

そのため、「ステート(状態)」
すなわち、「自分はどういう人間に在りたいか?」
ということを「ゴール設定」にするのが、妥当と言えます。

もちろん、「モノ」「ステータス(社会的地位・身分)」のゴールは、
「ゴール設定」をした後の作業の
「計画」段階では、非常に重要になります。

「ステート(状態)」にフォーカスしたゴールは、
非常に抽象的で曖昧なものです。

そのため、すぐに取り組める指針として
「モノ」「ステータス(社会的地位・身分)」のゴールが
必要だからです。

このように、「理想のステート(状態)」
を規定するということを専門用語で、
「Mission Statement(自分の憲法)」
と言います。

また、他にも大事な点があって、

「一朝一夕で見つかるものでない」

ということと、

「常に変わる可能性がある」

ということがあります。

「一朝一夕で見つかるものでない」というのは、
「ステート(状態)」というものは、
非常に抽象的なものだからです。

人間、具体的なものでないと、
動くことはできません。

また、自分が『これだ!』と思ったことでも、
いざ実際にゴールに向かってみた時、
『やっぱり何か違う』
ということは多々あります。

「常に変わる可能性がある」というのは、
人間は常に変化し続けるものだからです。

あなたの学生の頃と社会人の今とを比較してみてください。

明らかに価値観や考え方は違いますよね?

また、同じ社会人だとしても、
例えば転職したり、役職が変わったり、結婚をしたり、子供ができたり等
立場や環境が変われば、
今までの価値観や考え方も変わる可能性があります。

となれば、当然「どう在りたいか?」ということも変わり、
「ゴール設定」も変化するのです。

しかし、ここで注意点があります。

自分で「ゴール設定」をするときにはデメリットがあります。

それは、自分の基準で進めてしまうから、
どうしても精度が甘くなる
というものです。

だから、本気で自分の人生を変えるくらいの強力な
「ゴール設定」をしたいのなら、
他人、すなわち実力のあるコーチに依頼して、
「ゴール設定」をサポートしてもらうのが近道になるのです。

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