【怒りはどうしようもないこと?】
「怒り」という感情は、
自分を見失ってしまうため、
ダイエット・健康に悪影響を及ぼすことがあります。
「やけ食い」などはその代表例ですね。
また、イライラするとつい甘いものに手が出てしまうのも
あまり良い行為とは言えません。
そしてその「怒り」というものは、
ほとんどが「人」に対してのものです。
『あなたはどうして誤ってくれないの?』
『○○のせいだ!』
『□□があの時ああしていれば…』
等々。
そして、人は、怒ると相手を「自分仕様」に変えようとします。
つまり、
『他人を自分の思い通りに変えてしまおう』
と思うわけです。
しかし、実際は、
『相手のことは変えられない』
これは誰もがわかっていますよね?
あなたは、そんな経験ありませんか?
理性と感情がついていかない…
では、怒りからの行動をどのようにコントロールするのでしょうか?
それは、「思考の整理」というものが有効です。
自分は
・何に腹を立てているのか?
・何故腹を立てているのか?
・それは本当に腹を立てるべきことなのか?
ということを整理してみるのです。
今回は、マトリクス図を使った方法をご紹介します。
紙の真ん中に十字を書いて下さい。
そして、
縦線の上端に「重要」
縦線の下端に「重要ではない」
横線の左端に「自分で変えられる」
横線の右端に「自分で変えられない」
と記載します。
そこで、4つの領域ができますが、それぞれ、
1.左上:重要&自分で変えられる
2,左下:重要ではない&自分で変えられる
3.右上:重要&自分で変えられない
4.右下:重要ではない&自分で変えられない
と言うことになります。
それに対し、自分が怒りを感じていることを書きこんでいき、
それについて解析を行います。
それぞれ具体例を挙げます。
(なお、以下の解説は主観も含まれますので、
必ずしも正しいとは言えない、ことはご了承ください。)
例1
「会社の後輩が同じミスを何度も繰り返す」
これは、
1.左上:重要&自分で変えられる
に当たります。
これは、仕事だから重要であり、
後輩がミスに関しては、
見逃せないミスと許せるミスを分けて
見逃せないミスに対してのみ注意する
という対応ができます。
例2
「子供に注意をしても部屋が散らかる」
これは、
2,左下:重要ではない&自分で変えられる
に当たります。
これは、家庭内の部屋のことなので重要ではなく、
自分で率先して片付ける姿を家族に見せる
など、自分でできること見せてあげれば改善する可能性があります。
例3
「道路が渋滞していて約束の時間に遅刻した」
これは。
3.右上:重要&自分で変えられない
に当たります。
約束は重要ですが、
渋滞は変えられない事実です。
現実を受け止めて、約束したフォローをした方が賢明です。
例4
「雨の日に満員電車に遭遇した」
これは
4.右下:重要ではない&自分で変えられない
に当たります。
移動自体は特に重要ではないですが、
天候も変えられない事実です。
『重要なことではないから気にしない』
と考えたほうがいいでしょう。
以上、こんな感じで自分で解析をしていきます。
これらのトレーニングを積み重ねていけば、
徐々に「怒り」の体質は変わってきます。
是非、お試しください。