【怒りの原因は過去にあり??】
健康・ダイエットには色んな方法がありますが、その根っこには、
「思考」や「感情」
というものがあります。
特に、「怒り」という感情は、非常にやっかいです。
「怒り」に任せて行動した結果は、たいていの場合、後悔になってしまいます。
しかし、一方、「怒り」は、ちょっとしたトレーニングで改善しやすいものでもあります。
前回、怒りの対処法について解説しましたが、
今回は、もう少しその「怒り」について深堀してみましょう。
同じ出来事でも
・すぐにカッとなる人
・いつもおおらかな人
なぜ同じ出来事なのにこうもリアクションが違うのでしょうか?
実は、すぐにカッとなる人の大半が、
「トラウマ」を持っています。
この「トラウマ」、精神的外傷とも言われますが、
文字通り、精神に傷を負っている人のことです。
その傷は、ある特定の恐怖体験、
例えば、事故・事件など
で出来上がる、ということがありますが、
それよりむしろ、日々の積み重ね、
特に幼い頃の「言葉の暴力」により形成されます。
人間の人格は、6歳までの経験により形作られます。
それがいわゆる「インナーチャイルド」というものです。
『お前はダメな子だ』
『お前には才能がない』
『お前は何をやってもできない』
等の否定的な言葉を幼い頃に言われ続けることによって、
『自分はダメな子だ』
『自分には才能がない』
『自分は何をやってもできない』
という認識が刷り込まれます。
一方、そんな認識が合っても、
人間には、もともと
『そうではない!自分はスゴイんだ!』
という承認の欲求、というものがあります。
『自分はダメな子だ』
と
『自分はスゴイんだ!』
という相反する2つのものが共存しているわけです。
そこで、その矛盾を解消するために、人間の脳は自分を
「被害者」に見立てる、ということをします。
『自分は本当はスゴイんだけど、
他人のせい・環境のせいでダメな子になってしまった。
自分は被害者だ!』
っていう具合ですね。
そのために、すぐにカッとなる人はいつまでたっても
「被害者ワード」ばかり言い続けるようになるのです。
このように怒りを制御することができないと、
結果を出すのは非常に難しいです。
仮に結果が出たとしても、「トラウマ」を抱えたままでは、
楽しい人生を歩めないのです。
あなたが怒りっぽい原因は、もしかしたら、あなたの
幼少期に原因があるかもしれません。
その原因を探ってみましょう。
その原因に気が付くだけでも、
自分自身を客観視できるので、怒りは少なくなってきます。