妥当でない「ゴール設定」のワケ~ゴール設定2

【妥当でない「ゴール設定」のワケ】

自分の願望を実現するとき、
メソッドを実施する以前に「ゴール設定」というものが重要になります。

そして、それは妥当でない「ゴール設定」である可能性があります。

なぜ妥当でない「ゴール設定」をしてしまうのでしょうか?

世の中のほとんどの人たちは、
その人のゴール設定として相応しくないものを、
「自分の望み」
だと勘違いしています。

その「勘違いゴール」というものは、
「他人」「大人」「メディア」の設定したものです。

特に子どもたちは、ある程度の年齢になっていくと、

『”公務員は安泰だ”とよく聞くから公務員になりたい』

『両親から”いい大学でていい会社に入りなさい”
と言われてるから、とりあえずいい大学に入りたい』

と目標を言う人が増えてきます。

(さすがに、昔よりは少なくなってきましたが、
いまだに大多数はそんな感じです。)

これらは、自分の「ゴール設定」の中に、
「他人の意図」を混ぜてしまっっているわけです。

……まあ、これはよく言われる話なので、

『自分は大丈夫!』

と安易に思ってしまう人も多いんですが、
実のところ、話はなかなかに厄介です。

人の考え方・思考形態というものは、その人自身が、
『こういう考え方を持とう!』
と思って設定しているのではなく、

ほぼすべて、
「過去の経験」
による情報から自動的にできあがったものなのです。

そして、その「過去の経験」の多くは、
幼少期の記憶です。

人間では、大体6歳ぐらいまでの経験が
今の自分の人格を形成します。

そして、その人格というものは、
普段意識している顕在意識ではなく、
意識していない「潜在意識」の領域に形成されているのです。

人の意識は
自覚できる意識(顕在意識)と、
自覚できない意識(潜在意識)の
2つの領域で構成されています。

潜在意識は「無意識」とも呼ばれ
顕在意識でらは、見ることも確認することもできず、

文字通り、「無いもの」

として認識されます。

つまり、認識しようと思っても認識できないのです。

しかも、影響力は顕在意識よりもはるかに大きく、

顕在意識での思考や、
何かを経験した時に自分の中に生まれる感情的な反応など、
そういったものをすべて「支配」しています。

普段無意識で行っている
心臓を鼓動させたり、呼吸をしたりなど、生命活動にとって欠かせないことも
コントロールしています。

姿は見えないけど、
支配力、影響力は絶大なのです。

そのため、非常に厄介です。

だから、あなたが、
『△△になりたい!』
『○○が欲しい!』

というゴールを思い描いても、
ほとんどの場合、自分では気づかないうちに、

過去の経験の中で、
誰ともしれない「他人」の意図を刷り込まれた結果、
出てきた考え、ということになります。

人は、
「自分の意志で全てを決めている」
と思いながら、自分でも気づかない内に、
どこかの誰かの影響を受けて物事を決めているのです。

これは、
「洗脳」
もしくは
「見えない束縛」
とも言えますよね?

多くの場合、
「見えない束縛」に捕まり、
「妥当でないゴール」を設定してしまう
ということが起こってしまいます。

逆に言えば、
妥当な「ゴール設定」さえできれば、
自分の願望を叶えることは、割と簡単です。

なぜなら、自分が本当に叶えたい望みならば、
「モチベーション」に関わらず行動するし、

メソッドにしても、誰が自分で
見つけてきてしまうからです。

では、
妥当な「ゴール設定」とはどうしたら見つかるものなのでしょうか?

次回は、妥当な「ゴール設定」についての話をします。

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