糖質の摂りすぎって言うけれど・・・~何を食べたらいいのか?4

【糖質の摂りすぎって言うけれど・・・】

これまで、食事法について、解説してきました。

大きく分けると、植物食・肉食ですが、
更に細かく分けると、ものすごく多くの種類があります。

しかし、現代の食事は、
明らかに糖質だけ異常に食べ過ぎであるのは間違いありません。

現代人の多くは糖質過剰になっているのです。

三大栄養素には、たんぱく質と脂質と炭水化物がありますが、
人間の生体構成成分では、

水が60~70%
たんぱく質16%程度
脂質13%程度

わずかの残りに糖質やビタミン・ミネラルなどが含まれます。

つまり、人間の身体を作る材料はたんぱく質と脂質です。

糖質は主に非常用のエネルギー源となります。

さらに言えば、人間の身体はアミノ酸や乳酸から糖を作る機能も持っていますし、
脳は糖質だけでなく、ケトン体だけでも動くことができます。

糖質の摂りすぎは、血糖値の上昇を引き起こします。

そして、この血糖値の上昇は、
酸素や栄養の循環を阻害するため、
太る、というだけでなく、
あらゆる病気の元になるのです。

意外なところでは、むし歯もその1つです。

歯に残った糖質の残りかすが、むし歯菌の温床になることは
ご存知の方もいらっしゃると思いますが、

それと同じく、糖質の摂りすぎによって、
免疫力が下がり、むし歯菌に侵されやすい、ということが起きます。

しかし、そう簡単には、改善できない、という背景もあります。

日本は世界でも農耕時代の歴史が長い国です。

米を食べる、という文化そのものが、日本人の魂レベルまでに浸透しています。

さらに米や穀物は、野菜や肉・魚といったおかずとなるものも安く手に入るため、
その消費量が冗長されます。

そこで、
摂りすぎてもそこまで影響のない
代替可能な糖質や炭水化物をご紹介します。

それは以下のものです。

食物繊維
レジスタントスターチ
ムコ多糖

食物繊維は、六大栄養素の1つですが、
実は分類上は「炭水化物」です。

人の消化酵素によって消化されない、
食物に含まれている難消化性成分の総称のことで、
化学的には炭水化物のうちの多糖類であることが多いです。

食物繊維は解毒力があり
砂糖のような形で身体に害を与えることは少ないです。

レジスタントスターチは、難消化性でんぷんなどと言われ、
ヒトの小腸まででは消化されない大腸に届くでんぷん、
および、でんぷん分解物の総称のことです。

食物繊維に近い働きをします。

ご飯を冷やす、じゃがいもをポテトサラダにするなど、
“冷やす”ことで、レジスタントスターチの量が増えます。

ムコ多糖は、その名の通り糖でもありますが、
ねばねば系の食品に含まれるようなものを指していて
単なる糖質とは区別されることが多いです。

僕たちの体の細胞の周りで、
水分(体液)をしっかりと蓄えている物質です。

この水分を通じて、細胞に栄養を運んだり、
細胞から不要となった老廃物を取り出したりしながら、
身体の「循環と代謝」を支えています。

美容や健康によいと言われ、
昔から精のつくと言われるような食材
(ウナギ、スッポンなど)に多く含まれます。

このように、
糖質は社会的背景もあり
現代人にとって、摂りすぎてしまっていますが、

それを代替可能な糖質や炭水化物を利用することでも、
抑えることができます。

ぜひ、お試しください^^

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