「脳科学」カテゴリーアーカイブ

悪いモノを消し去る方法

※写真は、ティラミスケーキ

【悪いものを消し去る方法】

前回、ストレスにしろ、何にしろ、

「○○は悪いもの」

という「思い込み」があることによって、
健康やダイエットに影響を及ぶことがある、
とお伝えしました。

では、どうすればいいのか?

それは
「好きなもの以外を視界から排除する」
ということです。

言い換えれば、
「好きなものだけ視界に入れる」

具体的には、
嫌いないもの、身体に悪いと思っているもの

を全部、無視してしまう、見えなくしてしまう、遠くに追いやってしまう

ということです。

「ストレス=悪いもの」

と思い込んでいるならば、

ストレスがない状態を作り出したり、
ストレスがない環境に身をおけばいいわけです。

『それが出来れば苦労はしないよ』
と思われるかもしれませんが、
出来るはずです。

出来ない理由の1つとして、
脳の仕組みを理解していないことが挙げられます。

人間の脳の構造上、
好きなものであれ、嫌いなものであれ、

それが目についた瞬間、
思考がそれに引っ張られてしまいます。

朝起きて気分がいい時に、
殺人事件とか、悪いニュースの報道を見てしまうと、
しばらく暗い気持ちになっていた

ということはないでしょうか?

ネットサーフィンで目に付いた悪い記事を見たとき、
ついついその記事と関連する記事を検索してしまい、
気分が悪くなってしまった

ということはないでしょうか?

それは、人間は感覚のほとんどを
「視覚」に頼っているからです。

「視覚」情報は、他の感覚器官よりもはるかに大きい情報量を持っています。

そして、その「視覚」等の感覚器官は、
人間が「生き延びる」ために発達してきました。

そのため、ネガティブな情報、
すなわち
危険を察知し、「生き延びる」ために必要な情報は

ポジティブな感情よりもはるかに強くなります。

それで、多くの人がネガティブな方へ引っ張られてしまうのです。

だからこそ、
嫌いないもの、身体に悪いと思っているもの
を全部、無視してしまう、見えなくしてしまう、遠くに追いやってしまう

ということが有効なのです。

具体的な方法としては、

「ストレスが身体に悪い」
と思っているならば、

ストレスがかからない環境に身を置くこと

職場の上司がストレスの種、ならば
違う職場へ転職するとか、
異動願いを出すとか

家族の愚痴とかがストレスの種、ならば
家族と離れて暮らしてみるとか

悪いニュースが悪影響を及ぼすならば
朝はテレビをつけない、見ないとか、
インターネットのニュースサイトは見ないようにするとか

僕の場合ですが、
テレビをつけないようにするために、
数年前からテレビを持たないようにしています。

これまで挙げたのは、
かなり極端な例ばかりですが、

ここまでいかなくても、
「好きなもの以外を”なるべく”視界から排除する」
ということは、

「意識」して、ある程度のトレーニングを積めば、
誰でも可能なことです。

そして上記で述べた脳の構造を理解していれば、
『自分が悪い影響を受けているんだ』
ということを「自覚」できるので、

自分が悪い影響を受けていることを認識したときに、
回避行動を取ることが出来るようになるわけです。

まとめです。

ストレスにしろ、何にしろ、

「○○は悪いもの」

という「思い込み」があることによって、
健康やダイエットに影響を及ぶことがあります。

その「思い込み」を無くすためには、

悪いと思っているものを
視界から排除するようにすること、

脳の仕組みを理解していれば、
完全でないが排除はできるようになります。

是非、実践していただけたらと思います。

ダイエットに悪影響を及ぼす意外なもの

※写真は「bugus」のロコモコ


【ダイエットに悪影響を及ぼすもの】

ストレスは、
あらゆる病気のリスクとなるものです。

もちろん、ダイエットにも
影響をもたらします。

しかし、以前もお伝えしましたが、

実際は
「ストレスは無害だ」
と思っている人にとっては、

強いストレスを受けたとしても
体に悪影響を及ぼさない

という研究結果も出ています。

ここからわかることは、
ストレスにしろ、何にしろ、

「○○は悪いもの」

という「思い込み」があることによって

実際に、その「○○」に出会ったときに
健康やダイエットに影響を及ぶ、

ということです。

これは例を挙げればキリがありません。

例えば、菜食主義のベジタリアンやビーガン
を実践している人達にとって、

「肉」というものは身体に悪いものです。

彼らが何らかの事情で、
「肉」を食べてしまった場合、

実際に具合が悪くなってしまったり、
病気になってしまったり

ということがあります。

というか、これって以前の僕もそうでした。
(今は肉でも野菜でも好きなものを食べますが)

「思い込み」はダイレクトに
健康やダイエットに影響を及ぼします。

もちろん、
「思い込み」だけではく、
実際には、
食べたもの・その人の体質・その人の体調・食べたときの精神状態・食べた時間・食べた環境・・・・

等あらゆる要素が関係してくるのですが、
「思い込み」の影響は無視できないほど大きいのです。

では、

「思い込みを変えればいいんだ」

ということになりますよね?

しかし、人間、
そう簡単に
今までの「思い込み」を変えられるものでは
ありません。

事実はどうあれ、

「○○は悪いもの」

という思い込み、

つまり脳が認識してしまった状態から、
「思い込みを変える」
のは至難の業なのです。

人間の脳の構造上、
1つの考え方、思い込みが定着すると

脳に余計な負荷をかけないように
その思考パターンが常に働くように
なっています。

その「思い込み」は
大抵の場合、
単純に変わるものではありません。

「思い込み」というものは、
長い年月をかけてあなたに積み重なってきたものです。

例えば、「ストレス」
という言葉を使った時点で、
思考が「停止」してしまい、

何においても
「ストレスのせい」
にしてしまう傾向があるのです。

無理に思い込みを変えようとすると
それ自体が
ストレスになってしまう場合も
あります。

では、どうすればいいのか?

長くなったので、
この続きは次回にお伝えしますね。

やせるためには”何を”変えればいい?

【やせたいのなら習慣の仕組みを理解しましょう】
どうも!星野です。

ダイエットとは「日常生活」そのものです。

そして、日常生活の中で、
人間の行動の大部分は
「習慣」によるものです。

人間は「習慣」によって
支配されているといえます。

つまり、ダイエットを成功させるためには
やせるための「習慣」

を身につける必要があります。

今回は、その「習慣」の仕組みについて
お話します。

はっきり言って、
今回はかなり難しいです。

でも、これを知れば
あなたが何故食べ過ぎてしまう理由が
わかります!

例えば
昨日あなたは

朝起きて顔を洗い歯を磨き

朝ごはんを食べて仕事に行き、

昼休憩では昼ごはんを食べて

また仕事をし、

仕事が終わったら帰ってきて

夕ご飯を食べてお風呂に入って

眠りにつく

という1日だったと思います。

では、今日も
同じことをするのではありませんか?

そのため、あなたの受けとる現実、
そして人生の大部分は、あなたの
「習慣」によってできていると言えます。

そして
「習慣」を支配するのは
「潜在意識」というものです。

あなたもこの言葉は何となく
聞いたことはあるのではないでしょうか?

簡単に言えば「無意識」
とも言えますね。

朝起きて顔を洗うとき、

「顔を洗うぞ!」

と思って顔を洗う人は
なかなかいないと思います。

おそらくほとんどの人が無意識に
顔を洗うはずです。

さらに言えば
顔を洗う、という行為でも

蛇口をひねり

洗顔料を手に取り

フタを開けて

洗顔料を出して

水をつけて手で泡立てて

顔につけてこすり、

水で洗い流し

蛇口を閉め、

タオルで顔をふく

という一連の動作をするはずです。

これは、潜在意識に

「朝起きたら顔を洗うもの」

「顔の洗い方」

という情報が刷り込まれているため、
無意識に行動しているのです。

 

 

さて、ここまでいかがでしたか?

付いて来れましたでしょうか?

この

「無意識の行動」
ダイエットにも通じるとは思いませんか?

ダイエットがうまくいかない人であれば
許容量を超えて食べてしまったり、

逆にダイエットをうまくいっている人であれば
定期的に運動を続けられたり、

これらは全て
「無意識の行動」です。

人間は誰しも
「無意識の行動」
に支配されていると言えます。

では、逆に、この

「無意識の行動」

をコントロールできるようになれば

ダイエットなんて余裕!

だとは思いませんk?

するためには

どうすればいいのか?

それにはまず、

「無意識の行動」

の正体を知る必要があります。

この「無意識」
すなわち「潜在意識」

の正体は、

「過去の記憶の集合体」

です。

簡単に言えば、
あなたの意識は

「あなたが過去に経験したもの」

でできているのです。

人間は誰しも、
自分が過去に経験した「記憶」

そして、それから作られる
「パターン」
の影響を受け、行動しています。

これは行動だけではありません。

あなたの心で言語化された

「思考」

そして、思考を生み出す元となる、
「認識パターン」

も「記憶」に支配されているのです。

「認識パターン」とは、
人が何かを見たり聞いたりしたとき

どのように思考するか?

何を想像するか?

考えてしまうか?

というパターンのことです。

例えば、カレーの話をしましょう。

・・・と言った瞬間、

あなたは、ちょっと前にはカレーのことなんて

考えていなかったのに、

カレーの映像や味を想像したり、

過去の美味しかったカレーの記憶や

カレーに関するエピソードを思い出したりしませんか?

それも毎回同じようなことを
思い出したりしませんか?

そして無性にカレーが食べたくなる(笑)

しかし、同じ出来事を経験しても、
人によって受けとめ方が
違うことがあります。

上の例だと、
同じカレーでも、

日本のカレーであったり
欧風カレーであったり
インドカレーであったり。

それは、
人によってこの「認識パターン」が異なるからです。

個人がもつ過去の記憶から
「認識パターン」が生み出されるからです

そしてその認識パターンが
固定されてしまった状態を
いわゆる
「執着」または「固定観念」
と言います。

さらにさらに、

「認識パターン」は
何かを見たり聞いたりしたとき
どのように認識するか?
を決めていますが、

この「認識パターン」というものは、

なんと!

「自動的」

に決められているものです。

自分の意志でどうにかなるもの
ではありません。

その「認識」の仕方によって、
あなたの「感情」も決まってきます。

そして、頭に浮かぶ「思考」も変化します。
頭に浮かんだ「思考」はまた、
「感情」に影響を与え、

ここで、「思考」と「感情」が
お互いに強め合うということが起こります。

ポジティブにせよ、ネガティブにせよ
思考が生まれてしまうと、
相互干渉でお互いを強め合い
どんどん膨らんでいってしまうのです。

そして
「執着」や「固定観念」は
更に強固なものになっていきます。

ちなみに、
ネガティブな感情・思考の方が強力です。

さらに、その思考により、
あなたの「行動」も影響を受けます。

そして行動が繰り返されれば、
「習慣」になります。

これらを「思考の習慣」と言います。

「思考の習慣」は

信念・先入観・価値観

といった言葉にも言い換えられます。

これら、

「認識」
「感情」
「思考」

「行動」

は一方が一方を支配するのではなく、
お互いに影響し合っています。

要は、
あなたがダイエットを成功させようと
するためには

「認識」
「感情」
「思考」
「行動」

の一つだけでなく、

「全てを変える」
必要がある、ということです。

「行動」をコントロールしようとしても
「思考」や「感情」が邪魔をします。

「思考」や「感情」を変えようとしても
「変えよう」とするだけでは決して変わりません。

「行動」が必ず必要です。

そして「行動」し続けていけば
経験した「記憶」として積み重なり
「認識」も変わってきます。

まずは、あなた自身、

何を変えようとして失敗したのか?

「行動」を変えようとしていたのか?

「思考」を変えようとしていたのか?

ということを振り返ってみてください。

「行動」を変えてみようとして
ダメな場合は「思考」を変えてみる

「思考」を変えてみようとして
ダメな場合は「行動」を変えてみる

必ず1つではなく、
全てを変えてみるのが効果的になります。

以上、いかがでしたでしょうか?

長くて難しい内容だったと思います。

でも、しっかり読んでみて

腑に落としてみると、
必ず結果は生まれます。

是非、チャレンジしてみて下さい。